2012-01-01から1年間の記事一覧

岩波新書『木造建築を見直す』

またずいぶんひさしぶりのブログ更新になってしまいました。すいません。毎年、50回更新を目指していたが、今年はお知らせを含めてこれで35回。たぶん50回には届きませんね。 フェイスブックだのツイッターだのいろいろやっていると、ブログという言葉がなつ…

マグの予約販売

極私的に、このカップの予約販売することになりました。もしご希望の方がいらっしゃいましたら、私宛にコメント欄にお書き下さい。名前は本名でなくてかまいません。 この予約は11月19日午後10時ごろまで有効です。 私もまだ出来上がりを見ていませんので、…

インド先住民アート・マグカップ

今度の「インド先住民アート展」に合わせて、急遽マグカップを作ることになり、かなり泥縄式に作業しています。製作が間に合うかぎりぎりのところで発注しましたが、こういう図案です。 はたして、どのような出来上がりになるのか、できてみないとわからない…

インド先住民アート

先日からたびたびお知らせしていますが、先住民アートといっても、なかなか具体的なイメージが湧かないというご指摘をいただきましたので、展示する作品の一部と、現地で撮影したものをアップします。ご参考にしていただければ幸いです。 それから、11月23日…

激安CDボックス

夕べ、友人から教わったのだが、いま輸入盤のBOXセットがかなりお買い得になっているという。とにかくその安さたるや、これでいいのかというぐらいだそうだ。ご存知の方も多いんでしょうが。 例えば、その友人が買ったのは、バーズのボックスセットで、デビ…

フェルマーの最終定理

『フェルマーの最終定理』(サイモン・シン、新潮文庫)を読み終えた。お断りするまでもないが、この本は、数学の定理の証明を書き記したものではない。私がそんなものを理解できるわけがない。この定理を証明した数学者の物語を描いたノンフィクションであ…

近況

長いあいだブログの更新をせず、すいません。前にも書いたように、ツイッターだのフェイスブックだのやっていると、そっちのほうにかまけてしまって、ブログがおろそかになってしまいました。 ご存知のようにツイッターはわずか140文字なので、まあたいした…

Hao Liさんのレポート、第2弾

Hao Liさんのレポート、第2弾です。以下、原文のまま。==================================================== 中国国内今の状況を皆さんに説明します!(第二弾) ====================================================中国暴動化した反日デモが、面白い方…

日本人の嫌いな中国は、中国人の嫌いな中国と同じものである

フェイスブックにのった中国人Hao Liさんの記事を転載します。ツイッターからリンクをはりましたが、フェイスブックに入れない人もいるでしょうから、私のブログでお読みくだされば幸いです。 以下は、原文のままです。 中国国内今の状況を皆さんに説明しま…

帆布のショルダーバッグ

ツイッターやフェイスブックに書き込んでいると、ついブログがおろそかになる。それほど書くことが多いわけでもないので、ツイッターなんかにつぶやいちゃうと、書くことなくなるんだよなあ。以下の文章もフェイスブックの焼き直しです。すいません。 右側の…

人間の感覚の不思議さ──『妻を帽子とまちがえた男』

タイトルに興味を覚えて、ずいぶん前に買った本をようやく読み終えた。『妻を帽子とまちがえた男』とは、脳の障害のせいで、妻を帽子とまちがえて、妻を被ろうとする男の話だが、それ以外にもさまざまな症例が紹介されている。 最初この本を読み始めたときは…

奇妙な建築(2)

奇妙な建物の2回目。個人の趣味なのだと思うが、規模の小さい奇妙な建物は、きっと無数に存在するのだろう。探せばかなりの数が見つかるが、特にまあこういう何かを模したデザインは多い。犬とか魚とか、少々痛い感じがするが、作った人はきっと楽しかったこ…

本棚の『まんがNo1』を前にしてたちすくむ

今日も本棚の整理をしているが、そろそろこれもなんとかしたほうがいいのではないかと、棚にずらりと並ぶ古い漫画雑誌『ガロ』を眺めている。古いものでは1973年のものから、新しいものでは1981年まで、とびとびにとってある。たいした価値はないだろうが、…

ようやく本を処分する

この記事もツイッター編集版(+写真)です。ツイッターとほぼ同じですので、右側で読んだ方はパスして下さい。 処分する本を廊下に積み上げる。もうすぐ業者が引き取りにやってくる。いったい何冊あるんだろう。数えるのもいやなので、500冊ぐらいってとこ…

さらに小島剛一『再構築された日本語文法』

ツイッターにずらずら書いているうちに長くなってしまったので、以下にそれをまとめ、書き足しました。右側のツイッターですでに読んでしまった方は最後の数行だけ異なります。 小島剛一さんと話をするまで、私は人名を冠した日本語の文法があるなんて全然知…

小島剛一さんの新刊『再構築した日本語文法』は日本語文法の本だった

うちから『漂流するトルコ』という本を出した小島剛一さんが、今度『再構築した日本語文法』(ひつじ書房)という本を出した。なんと日本語文法の話だ。これまで学校で習った日本語の文法を、すべて新しく構築し直すという途方もない試みだ。 まだ最初のほう…

奇妙な建物(1)

ネットで建築を見ていたら、実に奇妙な建物があった。変な建物があるもんだなといろいろ見ていくと、世の中には、金と手間をつぎこんで、まったく実用的でなく、住みやすそうでもなく、人目を惹くというだけの理由の(としか思えない)建物がかなりあるので…

本、その他のモノを処分する──ツイッター編集版

【第1日目】 今後の人生におけるテーマは、熟慮の末モノを減らすことに先日決定した。さっそく使わないプリンターを机から排除。そのプリンターが廊下にあって邪魔だ。机の上の方がよかったかもしれない。 古いタワー型のウインドウズも捨てたい。もう長いこ…

近況報告──もうすぐ元気になる予定

3月から療養生活に入って、すでに4カ月がたった。治療薬の副作用がきつくて、発熱、頭痛、倦怠感、貧血などなどの症状で一日中寝込む日もあったが、治療も終盤になって薬の種類と量が減って副作用も和らぎ、ぼちぼち仕事を再開できるまでに回復した。ついこ…

数の子は世界の奇食?

NHKの『クール・ジャパン』(6月10日)という番組を見ていたら、寿司の特集だった。寿司が海外では高級料理であることは知られている。そのなかで数の子を取り上げたのだが、驚いたのは、魚の卵はほとんどの国で食べられずに捨てられているということだった…

『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』

昨日はなんだか突然のように体調が良くなって、6月はもしかしたら調子が出てくるのではないかと期待している。 『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』は2年前に封切られたドキュメント映画だが、先日ケーブルで放送されてようやく見られた。 ニューヨ…

ジャクソン・ポロック展

今日はちょっと調子がいいので、ブログ更新に挑む。ジャクソン・ポロック展のことを、会期が終わる前に書きたかったのだが、今日にずれ込んでしまった。4月に、体調はあまりよくなかったけど、どうしてもこのポロックだけは見たくて、無理をおして見に行った…

旅行人文化祭開催

神楽坂の光鱗亭ギャラリーで昨日から旅行人文化祭が始まりました。私も15日にトークを予定してましたが、残念ながら体調不良でキャンセル。先日、イラストの飾り付けに行って来ました。 私が出品したイラストは、『インドは今日も雨だった』のために描いたイ…

ツイッターとフェイスブック

ヒマだ。 本誌をやめ、とりあえず次の単行本まで間があるし、今やらなければならないことは何もない。まったく締め切りがないのだ。こんなことはいったい何年ぶりだろう。もちろん旅行しているときは締め切りなどないのだが、取材ではない締め切りのない旅行…

世界は1個の電子である

毎晩寝床に入ってから本を読む。仕事とは無関係の本だ。若い頃は本がおもしろいと、つい夜が明けるまで読みふけることもあったが、今はマンガでもせいぜい2時間が限度だ。普通は1時間も読まないうちに寝てしまう。 どの本を読んでもよく眠れるのだが、やはり…

医師Tくんとの話

先日、大学時代の2年後輩Tくんと久しぶりに会った。彼は医師である。医学部なのになぜか大学の漫研に所属していたわけで、私の知る限り、わが漫研所属の医学部生はこの人だけだ。変わってるね。 で、お互いに歳をとって50代も半ばを過ぎ、あと何年ぐらい仕事…

100年前の写真

先日、故郷の霧島へ帰ったとき、兄が倉庫で珍しい古い写真を見せてくれた。橋の上で3人の男女が浴衣を着てたたずんでいる。カメラを意識して、さりげなくポーズをとっているようにも見えるが、それがなかなか決まっていて、まるで黒田清輝の「湖畔」のようで…

鹿児島から東京へ

鹿児島の用事を終えて、東京に向けて出発する。九州自動車道では熊本県で雪が降ったが、道路に積もるというほどでもなく、雪景色の中を快調に北上した。福岡の友人宅に忘れ物をしたので、再び福岡に寄り、そこからあらためて東京を目指す。そして本土に入り…

東京〜鹿児島1400km

所用があって鹿児島へ帰ってきた。せっかくなので、途中の福岡で福岡アジア美術館のインド展を見て、友人の家に数泊し、そして今日、鹿児島の霧島に帰着した。おおよそ1400キロぐらい走った。 東京を出発したのが、2月10日の昼頃で、東名高速をずんずん西へ…

『TINY HOMES Simple Shelter』

うちでも手づくりの家の本『セルフビルド』を出しているが、これはアメリカの出版社から出ているセルフビルド本。とにかくそのバリエーションの多さ、デザインの多様さ、自由奔放ぶりは見ていて大変楽しい。タイトルにあるように、紹介されている家はちっぽ…