2004-01-01から1年間の記事一覧

初めての体験

先日、香港の友人がやってきた。温泉に連れていけというので、長野の田舎の温泉旅館を予約して1泊しにいった。実をいうと、温泉旅館に泊まりに行ったのは初めての体験だった。48歳にもなって、温泉に泊まったのが初めてというのは、意外かも知れないが、なに…

新しいアンバサダー

前川健一さんと、よく車の話をする。何につけても知らないことのない博覧強記の前川さんは、免許を持っていないのに、やたらと車のことについて詳しい。といってもその知識は、クルマ雑誌に書いてあるようなゼロヨン何秒とか、300馬力突破、とか、そういった…

ヨン様ファンは日韓の架け橋か?

テレビを見ても、週刊誌の見出しを見ても、ヨン様ヨン様の大ブーム。ま、結構なことだと思うが、いわゆるこの「韓流ブーム」が韓国でも驚きをもって迎えられているという話は読者もよくご存知のことだろう。そりゃびっくりするわな。 先日の朝日新聞(04/12/…

インドの民家風建築

先日インドへ行ったとき、ある陶芸家に会った。インドでは陶芸家は成立しにくい職業である。素焼きの陶器をつくるカーストはある。よく知られているように、インドの陶器はチャイカップのように使い捨てされたり、水瓶などに使用されるだけで、一般の食卓に…

投稿作品

うちには投稿作品が数多く送られてくる。送って下さった方は、もちろん作品を発表したい、誰かに読んでもらいたい、あるいはプロになりたいと考えて送ってくれるわけだが、実際にそういった投稿作品の中からデビューし、本になる確率は低い。もともと低かっ…

激安の国内旅行ツアー

昨日の新聞のチラシをながめていたら、国内ツアーの広告があった。今頃いうのもなんだが、これがまあ実に安い。東京から往復飛行機に乗って、レンタカーが付いて、2泊3日沖縄旅行で3万円台という。信じられない安さだ。 前に聞いた話では、こういう格安ツア…

小樽の時計

先日、友人の結婚式に出席するために、生まれて初めて北海道へ行った。この旅は、僕の日本最北記録である。 北海道へ行って気がついたのは、まずほとんどのクルマが4WDであったことだ。本土ではごく普通のFFセダンが、ここでは4WD仕様になっている。夜中に吹…

世界中を旅できるのは素晴らしいことなのだ

いいかげんに更新せんか! と読者に怒られて、あわてて書き始めている。すいません。心を入れ替えて、今後はできるだけ早めに更新します(と何回いったことだろうか)。 とにかく最近は、例のイラクの人質殺害事件で、マスコミからの電話があったり、ネット…

スパイス攻撃

先日、インドへ行った帰り、カルカッタ空港での検査が異常に厳しかった。X線で金属が発見された荷物は、すべて厳重にチェックされ、ライターはおろかマッチ一本さえも破棄させられる。うっかりライターをバッグに入れているのを忘れていた日本人旅行者は、…

日本対インド戦をインドの安宿で見る

またずいぶん久しぶりの更新になってしまい、すいません。次号の特集の取材でインドのビハール州、西ベンガル州を旅し、昨夜帰国しました。 インドといえば、先日カルカッタで行われたワールドカップ予選のインド対日本戦をご覧になった方も多いことだろう。…

安物の椅子

この前の日曜日に、近所に住む田中真知夫妻がわが家に遊びにきた。ダイニングで座って話をしていると、バキバキという音がして、真知さんの身体が下に沈んでいった。なんと、椅子が壊れてバラバラになってしまったのだ。 真知さんの名誉のために書いておくと…

ミティラー美術館

猛暑が続く日本だが、台風10号はようやく低気圧に変わった。先日は、新潟、福井の豪雨で現地では大変な被害を被ったが、その新潟へクルマで行ってきた。被災地よりずいぶん南だったので、豪雨のあとは感じられなかった。 新潟県に足を踏み入れたのは、これが…

友だちの友だち

ようやく次号の制作が終了。近日中に刷り上がってくる。長らくお待たせしましたが、読者の手元にももうすぐお届けできます。 ところで、話はぜんぜん関係ないんだが、このまえテレビを見ていたら(変な番組名で覚えられなかった)、おもしろい企画をやってい…

危険な体験

この季節になると、夏に向けて海外旅行の特集を組む雑誌は多い。海外旅行で注意することや用心することなどを実例をあげて特集するのが定番なようで、僕のところにも、毎年そういったことをインタビューにくる。「クラマエさんは海外旅行のご経験も豊富です…

久しぶりに中国へ

6月の初め、1週間ほど中国の福建省を旅行した。うちからも『客家円楼』(岡田健太郎著)というガイドブックを出している客家の巨大建築物「円楼」を見に行ったのだ。円楼に寝泊まりして客家ライフをエンジョイしたわけだが、その話は次号の本誌で書くことに…

『欠陥車と企業犯罪』を読む

神保町を歩いていたら、伊藤正孝の文庫『欠陥車と企業犯罪―ユーザーユニオン事件の背景』(教養文庫)を発見した。伊藤正孝といえば、『南ア共和国の内幕―アパルトヘイトの終焉まで』(中公新書)、『ビアフラ―飢餓で亡んだ国 (講談社文庫)』などで知られる…

ロンリー・プラネット創業者夫妻の記者会見

ロンリー・プラネットの『インド日本語版』のことを下で書いたが、実は今日、あのトニー・ウィラーとモーリーン・ウィラー夫妻が来日し記者会見を行った。それに招かれてちょっと行ってきたところだ。会場には日本語版の最新刊である『オーストラリア』が配…

ロンリープラネット日本語版インドが発売

すでに旅社でもこのことは触れられているが、僕もようやくこの本『インド (ロンリープラネットの自由旅行ガイド)』を入手した。届いた本を見て、予想はしていたけど、その厚さにうなる。1176ページ、重さ1145グラム。なんと1kgを超えるのだ! 迫力満点ですね…

クルマの旅

九州の田舎で法事があったので、フェリーで行き、帰りは九州〜四国〜関西とクルマで旅行してきた。1週間しかなかったので、どこもほとんど1泊しただけで、あとはひたすら走っていた気がする。合計2800キロを走ったが、もちろん免許を取って以来こんなにいっ…

続・引っ越しの日々

まだ引っ越しの日々は続いている。無数の段ボール箱を開き、中の本や書類やその他諸々を棚に並べ、押し入れにしまい、倉庫に積む。毎日毎日そういった作業の繰り返しで、毎朝起きるたびに身体のあちこちが痛む。 事務所の移転というのはめんどくさいもので、…