2013-01-01から1年間の記事一覧

本年もお世話になりました

2013年もいよいよあと1週間。クリスマスが過ぎると、あっという間に新年へ突入する。定期的な刊行物がなくなってから数年たち、年末進行という言葉に懐かしささえ覚えるようになった。年末だけどぜんぜん忙しくない。 ヒマなくせになんでブログを書かないの…

神様がくれた娘

配給元からDVDが送られてきた2月15日から公開予定のインド映画。インド映画なんだけどダンスシーンがない。最近はインドでもこういう映画を作るようになったのだろうか、と思いながら観ていたら、なんか観たことがある気がしてしょうがない。それもそのはず…

デジタルパッカー

そろそろ今回の旧ユーゴ旅行も終わる。2年ぶりに旅に出て歩きまわったせいか、身体がついていかず、疲労でダウンしたりして、以前のように一日中歩きまわるというわけにはいかなくなった。しかし、腰痛はなんとか避けられたのはよかった。 ところで、この旅…

バルカンの旅(2)ボスニア・ヘルツェゴビナ

ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルまで来ました。クロアチアとボスニア・ヘルツェゴビナの国境では、バスにイミグレーションの係員が入ってきて、パスポートを見るだけ。入国スタンプも押さないシンプルさ。 ボスニア・ヘルツェゴビナに入ると、クロアチ…

バルカンへの旅(1)クロアチア

長らくブログをさぼっていましたが、今、バルカン半島を旅行中です。今回はその最初の国クロアチアから。 9月4日、成田からドーハを経由してクロアチアの首都ザグレブに到着。長旅で疲れたので、ちょっとだけ街を散歩。日が傾くと、吹く風が肌寒く感じる。な…

ラジオ出演のお知らせ

今日は、ラジオ出演で六本木へ行ってきました。私の新刊の営業活動ですね。 幻冬舎の編集担当の穂原さんとの対談という形で、1回5分で1週間分5回を録音。 放送局は短波でラジオNIKKEIなんですが、いまどき短波ラジオって持ってる人いないのではない? と思い…

怪我の治し方

つい最近、私が小さな怪我をした時、衝撃的なことを知った。 友人がいう。 「傷は消毒しちゃだめだよ。それで乾燥させない方が治りが早いよ」 「え〜っ! それまったく逆じゃない」 「そうなんだよ」 友人がいうには、これまでいわれていたことと違って、傷…

『あの日、僕は旅に出た』の装幀

今度出した私の新刊『あの日、僕は旅に出た』の装幀は鈴木成一さんがやってくださった。装幀に興味がある方なら鈴木成一さんをご存じない方はいないだろうが、人気、実力ともトップクラスの装幀家だ。もちろん私も大ファンで、これまで何冊かの本をデザイン…

濱さんのこと(3)ロールスロイス・ファントム2のレストア

そして、濱氏はいよいよ最初に書いたクラシックカーの制作に。この車のシャシーは、父である徳太郎氏が所有していた1933年製ロールスロイス・ファントム2(9MW)のものだという。なんと80年も前の車なのだ。徳太郎氏はそれを1957年に手に入れたそうだ。それ…

濱素紀さんのこと(2)車のデザイン世界へ

濱氏はそこからどうやって車のデザインへ進んでいったのか。 濱「父が日本クラシックカークラブの会長をやってましてね。そのメンバーの一人がトヨタの中古車を売っていた。クラウンが発売されたばかりのころです。当時はそのほとんどがタクシーですよ。事故…

濱素紀さんのこと(1)工業デザイナー前夜

友人が引っ越しするので、使っていた大きなテーブルをいらないかといわれ、友人のアパートへ行った。友人が、来たついでにという口調で、ここのアパートの大家さんは変なものを作っているから見せてもらえば? という。それでその友人が大家さんを遠慮なく呼…

『あの日、僕は旅に出た』(幻冬舎)PV

『あの日、僕は旅に出た』がアマゾンで予約可能に

私の新刊、『あの日、僕は旅に出た』(幻冬舎、1545円)がアマゾンで予約可能になりましたので、お知らせします。どうぞよろしくお願いします。

横谷“ブッダ”宣の4年間

昨日(6月22日)は午後2時から、西早稲田で堀田あきお&かよさんのトークイベントがあり、それに参加したあと、午後7時からお茶の水で横谷宣さんと田中真知さんの対談を聞きにいくという忙しい一日だった。どちらの会場も大入満員で、私のように2つの会場を…

『あの日、僕は旅に出た』カバーデザイン

夕べ遅く、待ちに待ったカバーデザインが届きました。このようになりました。 デザインは鈴木成一さん、帯の推薦文は石井光太さんが書いて下さいました。ありがとうございました。 タイトル文字が明朝だったのは予想外でしたが、シンプルな構成で文芸書のよ…

『あの日、僕は旅に出た』もうひとつのあとがき

幻冬舎から私の新刊が7月13日に出ることが決まった。タイトルは『あの日、僕は旅に出た』。タイトルは紆余曲折あって、最終的に妻の小川京子が考えたものになった。自著でタイトルにこれほど悩んだことはなかった。候補だけで30本ぐらいはあっただろうか。い…

『謎の独立国家ソマリランド』

高野秀行さんの『謎の独立国家ソマリランド』(本の雑誌社)の紹介だ。仕事や雑事に追われて、なかなか書けないでいたが、その間に重版もかかり、順調に売れているようでご同慶の至りである。とにかくおもしろいことはまちがいない。私はこれまで高野さんの…

やさしく歌って

1972年、アメリカのあるフォークソングの女性歌手が、友人に誘われてクラブに歌を聴きに行った。そこで歌っていたのは若き日のドン・マクリーンだった。彼女はその歌に魅了される。 ドン・マクリーンの歌「Empty Chairs」は、彼女の人生そのものを歌っていた…

ヒッグス粒子は「神の粒子」なのか ──『強い力と弱い力』

『旅のグ』が筑摩文庫に入ることになった。私が解説を書かせていただいた。この本は、旅行人にとって思い出深い、記念すべき本だった。5月に発売されるそうです。付録ページも付くそうですので、どうぞお楽しみに。 さて、また理科系の本の紹介。興味のない…

ポルトガルの高速道路

以前のブログ「ポルトガルが財政破綻その2」(http://d.hatena.ne.jp/kuramae_jinichi/20110518/1305696853)でも書いたが、ポルトガルを旅し財政危機といわれる割には、ポルトガルは新しくて立派な高速道路がはりめぐらされ、しかもまだ各地で建設中である…

サブウェイのサンドイッチは「たまたま」短かったのか。

先日、オーストラリアで、サンドイッチの「サブウェイ」が訴えられるという事件があった。なんでも、「フットロング」の商品名で販売するサンドイッチの長さが1フット(「フィート」の単数形、30.48cm)より短い11インチ(28cm)しかないと客が怒ったのだそ…

『遺体 明日への十日間』

石井光太さんのルポ『遺体 震災、津波の果てに』(新潮社)が映画化された。昨日、その試写会に招かれたので拝見した。 正直にいうと、実はちょっと気が重かった。私はネットで予告編をすでに見ており、それを見ただけで目頭が熱くなってきたので、映画を観…

謹賀新年

明けましておめでとうございます。 今年はうっかりしてサイトのトップページに新年のご挨拶を出すのを忘れてしまいました。申し訳ありません。当欄でご挨拶させていただきます。 旅行人が出なくなってもうまるまる一年になるんですねえ。月日が経つのは早い…