2011-01-01から1年間の記事一覧

『アジアにこぼれた涙』と年末のご挨拶

本年もいよいよ押し詰まってきた。今年は本当に大事件が多く、暗い話題の多い年だったが、来年は少しはよくなるのだろうか。 さて、私は今、来年1月に刊行する新刊『アジアにこぼれた涙』を制作中である。もちろん著者は石井光太さんだ。本誌連載のものに書…

催し物とプレゼント関係まとめ

最近の記事のあちこちにばらばら書いてしまったので、ここで催し物とそれに付随するプレゼント関係をまとめます。 まず、阿佐ヶ谷ロフト「旅人たちの夜」で、私がなんとなく約束した、遊星通信創刊号〜20号までの復刊要望は、現在のところ4名(笑)。まあ、…

休刊特需2

あいかわらず本誌の売り上げが絶好調だ。旅行人バックナッバーフェアをやってくださっている丸善丸の内店からは100冊以上の追加注文があり、同じくフェアをやっている紀伊國屋新宿本店、紀伊國屋新宿南店、リブロ池袋店からも追加注文がきた。100冊以上の追…

阿佐ヶ谷ロフト御礼

12月17日のトークショーに、本当に大勢の方にお集まりいただき、ありがとうございました。休刊になっても、個人的にはあまりぴんとこないというか、気分はそう変わらなかったのですが、こんなに読者に集まっていただき、声をかけてもらうと、本当に休刊にな…

休刊特需

休刊特需とでもいえばいいのか、書店から165号の追加注文が毎日のようにきて、旅行人のバックナンバーフェアをやってくださった数軒の書店からは、バックナンバーまで追加注文を下さり、アマゾンでは雑誌ランキングが50位台まで上がった。アマゾンの売り上げ…

ブータンと国民総幸福感

先頃ブータン国王夫妻が来日し、美男美女ぶりに日本中がすっかりめろめろになり、国王夫妻はブータンのイメージアップに大いに貢献した。どのテレビ報道でもブータンは経済的には貧しくても、国民はとても幸せな国だという。まるで20年前のアジアを語るとき…

年末にお勧めの老人映画

テレビ放送がデジタル化されて、ハイビジョン画質で手軽に映画が観られるようになった。そのせいで、最近は、私の人生の中でかつてないほど映画を観るようになった。ケーブルテレビの映画専門チャンネルを見ると、朝から晩まで様々な映画をやっているわけだ…

最近発見したテレビ番組

忙しい師走を皆様はいかがお過ごしでしょうか。私は最近いろいろな催し物の手配などに追われるという珍しい日々を過ごしている。 最後の号を読んだ読者から、いつになくカレンダーの申し込みが多くきて、暖かいメッセージが添えてあってうれしいです。どうも…

福岡アジア美術館の展覧会

またもお知らせです。 来年(2012年)1月から福岡アジア美術館で「魅せられて、インド。日本のアーティスト/コレクターの眼」という展覧会が開催されます。これをご覧下さい。 http://www.ryokojin.co.jp/3f/miserarete_india.pdf この展覧会には、そうそう…

阿佐ヶ谷で会いましょう

すでに告知板でお知らせしていますが、旅行人休刊記念「ありがとう!『旅行人』」トークショーを阿佐ヶ谷ロフトでやります。 ■日時:12/17(土)OPEN 18:30 / START 19:30 ■料金:前売1300円(+1drink〜)/ 当日1500円(+1drink〜) ※予約ウェブアドレス htt…

石井光太『遺体』

ようやく石井光太さんの『遺体』を読み終えた。読むのに苦労するような文体でもなく、ものすごく分厚い本というわけでもないのに、読み終えるのに2週間以上かかったのは、この本が東日本大震災のルポルタージュだからだ。タイトルの『遺体』とは、もちろん津…

インターナショナルな買い物

先日のこと、私は価格ドットコムで、プロジェクターについてのクチコミを読んでいた。エプソンのプロジェクター「dreamio EH-TW3600」は評判がよかったが、書き込みによればこのプロジェクターはアメリカで買うと非常に安いという。価格ドットコムの売値は約…

ドル入れ

ネットを見ていたら、「黒板消し」を「ラーフル」と呼んだら○○県出身! という記事が目にとまった。むむむ、そういえば昔、私は黒板消しのことをラーフルと呼んでいた! ということは、ラーフルって鹿児島県人の呼び名なのか? http://www.nikkei.com/life/l…

旅行人休刊号を入稿

今日、印刷所に最終号(165号/12月1日発売)を入れた。表紙はこれです(ちょっと恥ずかしい部分もありますが)。 今回の表紙はいろいろ迷った。最初は写真を小さく使用して、休刊の告知を大きく出したデザインだったが、結局それを片隅に追いやって、普段と…

アマゾンの電子書籍問題

どうもブログの更新が滞ってしまってすいません。毎日、自宅と事務所の往復ばかりで、私の生活にはほとんど変化がないが、その間にバンコクは浸水するし、ギリシャは財政破綻しそうになるし、ヤクルトは最後で失速するしで、今年は本当に大変な1年になってし…

近頃私の好きなテレビ広告

いちいち説明する必要はないと思いますので、これをご覧下さい。いちばん上が最も好きですね。以下がその不動産連合隊のラルズネットが放送する「驚愕の家シリーズ」です。 こういう家々が見られるだけでもおもしろいのだが、この広告を考えた人は、きっと小…

画期的なカメラ

ただいま次号を制作中。なんてことを書くのもこれが最後になるのだなあと思うと、感慨深い、かというとそんな気分でもなく、とにかくまあいつまでたっても何でこんなに忙しいんだろう、今年もあと2カ月で終わりじゃないか、ろくな年じゃなかったよなという気…

地図の校正

またもや更新をサボっていたら、「アジア雑語林」の前川さんから(たぶん)早く更新しろという意味をこめて指示が出たので、地図の校正などについて少し書いてみよう。 まず、ホテルの電話番号は安宿ばかりなので掲載してこなかったが、稀に載せる中級〜高級…

まったくもって、再び、ああ中国鉄道

ようやく印刷所に入れて、発売日も決まり、さあというときになって、なんですかこれは。またもや上海の地下鉄で追突事故だよ。幸いにも死亡者は出なかったようだが、事故後4時間余りで再開された運行に、またもや批判が続出。それで当面10号線の運転を見合わ…

『中国鉄道大全』は10月18日発売

今ようやく『中国鉄道大全 中国鉄道10万km徹底ガイド』が印刷所に入った。実に長い作業だった。この1冊に通算5カ月ぐらいかかった。1冊の本の制作としては異例の長さである。それだけ力が入った本とお思いいただきたい。価格は2800円(税込2940円)で、安く…

もうすぐ出ます、『中国鉄道大全』

えー、このところ、ず〜〜っとこればっかりやっていた本『中国鉄道大全』が、ようやく最終局面を迎えつつあります。表紙も決まりました。これです。 この列車が何か、おわかりになる方は中国鉄道通といって差し支えないでしょう。答えは韶山7E型という電気機…

校閲という見えない仕事

以前、当欄で校閲の話を書いたことがある。ふだん他の人が書いた原稿をチェックすることはあっても、他社の校閲に、自分の文章を校閲してもらうことはあまりない。他社から出す本や雑誌に原稿を書くことはあるのだが、最近の編集者はほとんどアカを入れてく…

インドとバングラの飛び地

今日の朝日新聞に、インドとバングラデシュの国境線が画定することで両政府が合意したというニュースが載った。 インドとバングラデシュ、国境線画定 領土問題解決へ http://www.asahi.com/international/update/0907/TKY201109070670.html この記事によれば…

ソマリアで飢餓?

最近ソマリアの飢餓がニュースで流されている。9月4日付けの朝日新聞では、モガディシオから前川浩之記者が次のような記事を書いている。ソマリア飢饉 孤立の果て 食糧価格高騰 追い打ち 飢饉が深刻化しているアフリカ東岸の国、ソマリアへの国際支援が苦戦…

プロ野球解説者vsアナウンサー

今日で8月も終わり。今月は3回しか更新できなかったので、珍しく連続更新する。ま、たいした話じゃなくて申し訳ないですが。 プロ野球もいよいよ残り40試合となり、セリーグはうれしいことにスワローズが(私には)予想外の強さを見せて首位を走っている。2…

ちょっと前の国産掃除ロボット

先日、新聞を眺めていたら、東芝がルンバのような掃除ロボットを発売するという記事が載っていた。これです。 http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20110824_472417.html スマーボというらしい。このロボットはセンサー各種とカメラを内蔵し、物にぶ…

シェールガスが有望だなんて誰が言った?

今日は更新しよう、明日は書かねばと思っているうちに、あっという間に2週間あまりの日々が過ぎてしまった。どうもすいません。ただいま、問題の『中国鉄道大全』の制作に追われ、それが次号本誌の制作とじりじりと被りはじめて焦る日々なのだ。 さて、私は…

困ってるひと

朝日の書評でも大々的に取り上げられ、アマゾンでもよく売れている本なので、ご存知の方も多いと思うが、高野秀行さんがプロデュースした「難病女子による、画期的エンタメ闘病記」を読んだ。なんか最近、石井光太さんのエイズ本から始まって、高野さんの腰…

ああ、中国鉄道

なんだか本当にアメリカがデフォルトになりそうだといわれ、ドル安が止まらない。信じられない話だね、まったく。アメリカがデフォルトしたら、アメリカ国債はパー。てことは、日本が保有する約6000億ドル(約48兆円)の米国債はただの紙切れになるのか? <…

最後のキャンプ大会御礼

今年で17回目の開催となった最後の「旅行人勝手にキャンプ大会」も無事に終了した。17回といえば当然だが17年も続いたことになる。まさかこんなに長いこと続くことになろうとは思いもよらなかった。今回ちょうど台風が来る直前だったのはラッキーだった。今…