時事

ポルトガルの高速道路

以前のブログ「ポルトガルが財政破綻その2」(http://d.hatena.ne.jp/kuramae_jinichi/20110518/1305696853)でも書いたが、ポルトガルを旅し財政危機といわれる割には、ポルトガルは新しくて立派な高速道路がはりめぐらされ、しかもまだ各地で建設中である…

Hao Liさんのレポート、第2弾

Hao Liさんのレポート、第2弾です。以下、原文のまま。==================================================== 中国国内今の状況を皆さんに説明します!(第二弾) ====================================================中国暴動化した反日デモが、面白い方…

日本人の嫌いな中国は、中国人の嫌いな中国と同じものである

フェイスブックにのった中国人Hao Liさんの記事を転載します。ツイッターからリンクをはりましたが、フェイスブックに入れない人もいるでしょうから、私のブログでお読みくだされば幸いです。 以下は、原文のままです。 中国国内今の状況を皆さんに説明しま…

ブータンと国民総幸福感

先頃ブータン国王夫妻が来日し、美男美女ぶりに日本中がすっかりめろめろになり、国王夫妻はブータンのイメージアップに大いに貢献した。どのテレビ報道でもブータンは経済的には貧しくても、国民はとても幸せな国だという。まるで20年前のアジアを語るとき…

インドとバングラの飛び地

今日の朝日新聞に、インドとバングラデシュの国境線が画定することで両政府が合意したというニュースが載った。 インドとバングラデシュ、国境線画定 領土問題解決へ http://www.asahi.com/international/update/0907/TKY201109070670.html この記事によれば…

ソマリアで飢餓?

最近ソマリアの飢餓がニュースで流されている。9月4日付けの朝日新聞では、モガディシオから前川浩之記者が次のような記事を書いている。ソマリア飢饉 孤立の果て 食糧価格高騰 追い打ち 飢饉が深刻化しているアフリカ東岸の国、ソマリアへの国際支援が苦戦…

シェールガスが有望だなんて誰が言った?

今日は更新しよう、明日は書かねばと思っているうちに、あっという間に2週間あまりの日々が過ぎてしまった。どうもすいません。ただいま、問題の『中国鉄道大全』の制作に追われ、それが次号本誌の制作とじりじりと被りはじめて焦る日々なのだ。 さて、私は…

ああ、中国鉄道

なんだか本当にアメリカがデフォルトになりそうだといわれ、ドル安が止まらない。信じられない話だね、まったく。アメリカがデフォルトしたら、アメリカ国債はパー。てことは、日本が保有する約6000億ドル(約48兆円)の米国債はただの紙切れになるのか? <…

原発がなくなったら

今日はむしむしして暑かった。明日で6月も終わりで1年の半分が過ぎてしまったことになる。未曾有の震災が起こったりして、時がたつのが早かったような、そうでもなかったような。暑かったせいで、午後3時から4時頃には電気予報が94%まで上がり、おちおちク…

意味のない節電

世間の雰囲気は節電一色となりつつある。皆さんも節電に心がけていらっしゃるだろうか。テレビでも節電グッズを盛んに宣伝しているが、中には意味のない節電グッズも多い。ある番組では、夜、暑くて眠れないけど、節電のためにエアコンは我慢して、快適に眠…

核のゴミ問題

福島の原発事故が起こったせいで、世間は「反原発派」と「原発推進派」、そしてその「中間派」で論争が起きている。さまざまなことがいわれているが、どのような主張であれ、最終的な核のゴミ問題を解決するにはいたっていない。もちろん反原発派が主張する…

ポルトガルが財政破綻その2

ポルトガルの財政問題に進捗があった。EUとIMFが総額約9兆円の支援を決定したのだ。これで来る6月15日に迫った49億ユーロの国債償還が可能になり、財政破綻はとりあえず免れることになったわけで、とにかく一応めでたしである。ポルトガル特集号を出した途端…

ポルトガルが財政破綻

やれやれ、こうなるんじゃないかとはいわれていたが、やっぱりこうなってしまった。予測通り、ポルトガルが財政破綻寸前だ。追加財政再建策を議会で否決されたソクラテス首相は辞任し、EUに緊急支援を要請した。EUに支援を申請するのは、ギリシャ、アイルラ…

チャリティオークション御礼

2週間ぶりの更新になりました。昨日まで、東日本大震災チャリティオークションを行いましたが、短い期間にもかかわらずほぼすべての作品が落札され、多額の支援金が集まりました。正確な金額は追ってご報告します。ご協力くださった執筆者の皆さん、入札いた…

計画停電

うちは計画停電の第1グループに属している。私が子どもの頃は、台風が来るとよく停電になっていたものだが、まさか自分が生きているうちに、電力不足で停電になろうとは思ってもみなかった。まるでインドやネパールのようだなと思ったが、そういえば初めての…

帰国と震災

東日本大震災で被害に遭われた皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。 さっき自宅に帰りつきました。 リスボンを出たのが11日朝8時(ポルトガル時間)だったので、日本時間だと11日の午後5時。すでに日本では地震が発生していたはずだが、早朝5時に起きて、…

新燃岳から避難?

新燃岳の爆発的噴火は現在も続いている。マスコミは連日これを大々的に報道し、宮崎県では高原町で避難勧告まで発令された。対象は北狭野区、南狭野区、花堂区の住民507世帯、1134人だという。 どうもよくわからない。どうして高原町の住民が避難する必要が…

阿久根市長の乱

鹿児島県にある田舎町、阿久根市の市長さんが話題になっている。新聞記事でもテレビでも何度も取り上げられ、地方自治体の首長としては、橋本知事や東国原知事の次ぐらいにメディアに頻繁に登場する。これは実に珍しいことだ。人口がわずか2万4000人しかいな…

ツバルは沈まない

もんでん奈津代さんという方が、『子連れ 南の島暮らし』(人文書院)という本を出した。この人は、南太平洋のツバルに住んでいて、そこでの生活を描いたものだ。その著者もんでんさんは、ツバルについてよく「ツバルって沈んじゃうんでしょ?」という質問を…

食料自給率100%の嘘

今日は珍しく日本の政治について。衆議院選挙で大勝した民主党は、結局のところ右往左往するばかりで、どんどん支持率を落とし、次の参議院選挙では惨敗するんじゃないかといわれている。その元凶は「独裁」小沢であるとマスコミは言い立てているけど、一方…

合法麻薬の常習者拡大?

昨日、ベンガル取材から帰国しました。留守中はいろいろとコメントを下さってありがとうございました。ベンガルの田舎ではネットにつなげることができず、音信不通で申し訳ありませんでした。 さて、話はぜんぜん変わるが、バングラデシュへ行く前に読んだ新…

アフリカに不要品を送ることは世界から評価されるのか?

さっきテレビを見ていたら、デパートで古着や靴を引き取って、それをアフリカの子どもたちに送るのだといっていた。画面には、裸足でかけまわるアフリカの子どもたちの姿が映し出され、彼らは裸足でいなくてはならないので、足から寄生虫が入り込んで病気に…

宇宙ロケットが灯油で飛ぶ?

日本人宇宙士・野口聡一さんがロシアのソユーズに乗って宇宙ステーションに到着した、という記事を朝日新聞で読んだ。その記事を読んでいたら、野口さんがロシアのソユーズ製造工場を見学し、まるで町工場で製造されているような風景だったと感想を漏らして…

インドでまた新しい州ができる

年も押し詰まって、インドから衝撃的なニュースが飛び込んできた。なんと南インドのアーンドラ・プラデシュ州から新しい州としてテランガナが分離独立するという。アーンドラ・プラデシュ州といえばハイデラバードを擁するが、ハイデラバードはこのテランガ…

中国製のガネーシャ

先日の新聞に、インドの安い神像は中国製という記事があった。がっくりくる話である。中国製は品質もよくて安いからノー・プロブレムなんだそうだが、そういう問題なのか、インド人! といいたくなってくるね。もっとも日本の仏壇も台湾製が多いそうなので、…

インド、マオイストの反乱

もう11月になってしまった。今年も残り2カ月か……、なんていってる人も多いこの頃であろう。私はこのところ、ずっと本誌の製作に追われている。 この前新聞を読んでいたら、インドの西ベンガル州で農民3000人によってラージダーニー急行が停止させられ、1500…

モスクワの怪しい巨大市場が閉鎖

シベリア鉄道でモスクワへ行ったとき、巨大であやしい市場を見た。『シベリア鉄道9300キロ』にも書いたが、チェルキーゾフスキーというその市場は、中国人や中央アジアから来た人々でいっぱいで、そこで買い物をする人々もまた中央アジアから団体バスでやっ…

世界環境ディ

昨日は世界環境ディだったそうだ(拍手)。ラジオでもエコエコとうるさかった。昨日に限らず、近頃はどこにいてもエコエコという声が聞こえてくる。うちの近所で金の買い取りをやっている店があるが、そこではのべつまくなしに「金を買い取りま〜す、ダイヤ…

インフルエンザと経営問題

メキシコの豚インフルエンザによる死亡者が大幅に減り、弱毒性であることが発表されて、ほんの少し胸をなで下ろしている。新種のインフルエンザは中国や東南アジアから発生するのかと思っていたが、メキシコとは意外だった。結局、地域はほとんど関係ないと…

インド人が日本人化している?「クーリエ・ジャポン」の特集を読む

インドから帰国しました。帰国便の飛行機が成田空港に着陸したのが午後8時20分だったが、パスポート管理を終えて、荷物を拾い上げて外に出ると、ああ、わずか2分前に大泉学園行きの最終バスが出たあとだった。うーん、残念無念。 インドへ出発した日、成田空…