2011-01-01から1年間の記事一覧

ルンバ!

先日の報道で、福島原発の内部を掃除するのに、アメリカのiRobot社のロボットが使用され、それに日本製の掃除機を付けたという。iRobot社といえば、まさに自動掃除機ルンバで有名な会社なのに、日本製の掃除機を付けたとは皮肉な話だ。ルンバで掃除できれば…

原発がなくなったら

今日はむしむしして暑かった。明日で6月も終わりで1年の半分が過ぎてしまったことになる。未曾有の震災が起こったりして、時がたつのが早かったような、そうでもなかったような。暑かったせいで、午後3時から4時頃には電気予報が94%まで上がり、おちおちク…

意味のない節電

世間の雰囲気は節電一色となりつつある。皆さんも節電に心がけていらっしゃるだろうか。テレビでも節電グッズを盛んに宣伝しているが、中には意味のない節電グッズも多い。ある番組では、夜、暑くて眠れないけど、節電のためにエアコンは我慢して、快適に眠…

庶民の苗字

ほんとに1週間たつのって、何でこんなに早いんだろう。と、先週と同じ書き出しになってしまう今日この頃だ。 何の本だか忘れてしまったが、先日読んでいたどれかの本に、「江戸時代の庶民に名字などなく、明治時代につくられたという話は俗説である」と書い…

ドゥルセ・ポンテス特集

BSプレミアムで毎週木曜日に放送している”Amazing Voice"で、6月30日にポルトガルを放送するそうです。これがなんとファドのドゥルセ・ポンテス特集。本誌ポルトガル特集をご覧になって、ドゥルセ・ポンテスを聴いてみたいとお思いになった方はぜひどうぞ。 …

地球は冷えていく(かもしれない)

一週間たつのって本当に早いもんだな。前の文は3日前に書いたばっかりという気がしてならないんだが、ちゃんと7日過ぎている。年とるとますます早く年をとる。 2年前の当欄(2009年6月6日)で、もしかしたら地球はミニ氷河期に入るかもしれないというニュー…

『不妊治療、やめました。』

ただいま、9月に発売予定の『中国鉄道大全』の制作に追われている(ブログ更新が遅延した言い訳)。私は東京の練馬でその作業をしているが、二人の執筆者は北海道と中国にいて、それをメールでやりとりしながら作業を進めている。こんなことが普通になってき…

核のゴミ問題

福島の原発事故が起こったせいで、世間は「反原発派」と「原発推進派」、そしてその「中間派」で論争が起きている。さまざまなことがいわれているが、どのような主張であれ、最終的な核のゴミ問題を解決するにはいたっていない。もちろん反原発派が主張する…

ポルトガルが財政破綻その2

ポルトガルの財政問題に進捗があった。EUとIMFが総額約9兆円の支援を決定したのだ。これで来る6月15日に迫った49億ユーロの国債償還が可能になり、財政破綻はとりあえず免れることになったわけで、とにかく一応めでたしである。ポルトガル特集号を出した途端…

本誌次号の制作がほぼ終了

6月1日発売の本誌の制作が、今ようやく(ほぼ)終了した。次号はポルトガルの特集です。表紙はこんな感じになりました。 私は1987年に初めてポルトガルを訪れた。それから24年たっての再訪だが、以前はリスボンとポルトしか行かなかった。しかも、あちこちま…

一流カー・デザイナーの本

「ガラパゴス化」した日本の携帯電話は奇怪きわまるもので、「携帯電話は通話ができれば十分。それが欧州の常識でもある」と書いた記事を、以前の当欄で批判したが(2010-12-25)、結局、「通話ができれば十分」の携帯電話で世界シェアを占めていたノキアは…

ポルトガルが財政破綻

やれやれ、こうなるんじゃないかとはいわれていたが、やっぱりこうなってしまった。予測通り、ポルトガルが財政破綻寸前だ。追加財政再建策を議会で否決されたソクラテス首相は辞任し、EUに緊急支援を要請した。EUに支援を申請するのは、ギリシャ、アイルラ…

チャリティオークション御礼

2週間ぶりの更新になりました。昨日まで、東日本大震災チャリティオークションを行いましたが、短い期間にもかかわらずほぼすべての作品が落札され、多額の支援金が集まりました。正確な金額は追ってご報告します。ご協力くださった執筆者の皆さん、入札いた…

東日本大震災チャリティセールのお知らせ

今度の大震災で、被災者のために何か自分にもできることはないかと悩んでいる人もいれば、震災現場へ観光に行って渋滞を引き起こしている人もいる。そういえば、ロサンゼルス地震のときだったか、瓦礫になった建物をバックに、笑いながらピースサインで記念…

極度乾燥(しなさい)

原発事故の話題から少し離れて、今回は極度に乾燥した話を。かなり前から話題になっていたらしいが、私はさっきまでぜんぜん知らなかったので、書かせていただきます。 意味不明のおかしな英語をプリントしたTシャツは今でもあるだろうが、話題としてはすで…

計画停電

うちは計画停電の第1グループに属している。私が子どもの頃は、台風が来るとよく停電になっていたものだが、まさか自分が生きているうちに、電力不足で停電になろうとは思ってもみなかった。まるでインドやネパールのようだなと思ったが、そういえば初めての…

帰国と震災

東日本大震災で被害に遭われた皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。 さっき自宅に帰りつきました。 リスボンを出たのが11日朝8時(ポルトガル時間)だったので、日本時間だと11日の午後5時。すでに日本では地震が発生していたはずだが、早朝5時に起きて、…

ポルトガルの旅(5)リスボン

ポルトガルの旅も終盤を迎え、首都のリスボンに再び帰ってきた。小さな町が多いポルトガルを旅してくると、リスボンはまるで別世界だ。まさしく大都会である。昨日は近郊にあるシントラという町へ日帰りで行った。そこにある要塞の城壁に登って下界を見渡す…

ポルトガルの旅(4)北部の田舎

ギマランイスからさらに北へ移動し、ポンテ・デ・リマという町に宿泊した。ポンテ・デ・リマとはリマ川の橋という意味じゃないかと思うが、人口2000程度の本当に小さな町だ。ここにはローマ時代の橋が架かっていて、それが最大の見どころで、それ以外は特に…

ポルトガルの旅(3)ギマランイス

前の書き込みから一週間がたち、現在私は北部のギマランイスという町にいる。ここは旧市街が世界遺産にも登録されている有名な街で、ここに来てひさしぶりに多くの観光客や日本人旅行者を見た。われわれが宿泊しているホテルに、われわれ以外の客が泊まって…

ポルトガルの旅(2)フォス・コア

モンサントからカステロ・ブランコ、グアルダを経由して、一気にヴィラ・ノヴァ・デ・フォス・コアという田舎町にやってきた。この長い名前の小さな町は、ポルトガルの世界遺産の一つコア渓谷をまわるための基地になる町だ。人口はわずか3000人。私が生まれ…

ポルトガルの旅(1)モンサント

私は今、ポルトガルの田舎町モンサントにいる。ここは巨岩の家で有名なところで、大きな岩を構造体に組み込んだ家々が軒を連ねている。どのガイドブックにも「ポルトガルで最もポルトガルらしい村」に選ばれた村であると説明があり、ポルトガルでも有名であ…

旅の準備

インタビューなどでよく聞かれるのが、旅には何か特別なものを持っていくのですかということだ。何かスペシャルなものを持って行っているのではないかという期待感があるようだが、残念ながら特別なものは何もない。しいていえば撮影データを保存するための…

新燃岳から避難?

新燃岳の爆発的噴火は現在も続いている。マスコミは連日これを大々的に報道し、宮崎県では高原町で避難勧告まで発令された。対象は北狭野区、南狭野区、花堂区の住民507世帯、1134人だという。 どうもよくわからない。どうして高原町の住民が避難する必要が…

霧島の新燃岳が噴火

というニュースをご覧になっていると思うが、ほんとにすごい噴火らしい。私はこの霧島で生まれ育ったが、新燃岳は活火山なので、多少の煙を上げるのはしょっちゅうのことだったが、こんなに噴火したのを見たことはなかった。これほどの噴火は200年ぶりのこと…

じん散歩2

早くも一週間(以上)が過ぎ去ってしまった。また更新が遅れました。すいません。今週の日曜日もまたご近所を散歩。実は次の取材用に新しいカメラと靴を買ったので、それをならす目的もあった。今回は大泉学園駅から南へ、三宝寺池まで歩いた。 新しいカメラ…

じん散歩

阿久根市長選で竹原氏は落選。序盤から対立候補の西平氏が優勢だと伝えられていたが、やはりその通りになった。 今度は2月20日に阿久根市議会の解散の是非を問う住民投票が行なわれる。もしこれで議会が解散すると、竹原派は当然、多数を占められるだけの立…

小島一郎の写真

多分、写真に興味がある方ならご存じなのだろうと思うが、私は昨日、偶然テレビ番組を観るまでまったく知らなかった(そもそも私は写真家などほとんど知らないのだが)。それが、タイトルにある小島一郎という写真家である。たまたまテレビをつけて、たまた…

うっとおしい見せ物

あけましておめでとうございます。 本年も旅行人および本欄をよろしくお願いします。 足柄SAから撮影した富士山です さて、今年の正月は去年と違って特にあわてふためく事件もなく、平和でのどかな正月を過ごすことができた。正月用というわけではないが、年…