2006-01-01から1年間の記事一覧

今年見た写真集

いよいよ今年も残り少なくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。また当欄の更新が遅れてすいません。今年も1年たつのが早かったねえ。ホントに年々早くなっていく。 今何をやっているかというと、もちろん来年早々の1月25日発売の次号「エチオピア特…

「りぼん」の時代

先日、図書館に行ったときに、偶然棚にあった文庫『『りぼん』のふろくと乙女ちっくの時代―たそがれ時にみつけたもの』(大塚英志/ちくま文庫)が目にとまった。単行本が1991年に出版され、1995年に文庫化されたようだが、ぜんぜん知らなかった。 なんでこ…

幻のシンガーソングライター

今さらこんなことを書くのもバカみたいだとは思うが、インターネットってすごい!(笑) なんでこういうことを唐突に言うのかというと、先日、長年探していたレコードを発見したからだ。長年探していたと言っても、年がら年中あちこちに訪ねまわって探し続け…

1970年の少年マガジン

ネット・オークションで古い「少年マガジン」を入手した。ご存知の方もいるかと思うが、1970年の少年マガジンは特別だった。連載されているマンガは、「巨人の星」、「あしたのジョー」、「光る風」、「リュウの道」などなど、当時の人気作品、問題作品が掲…

ニュー・ウェーブのCDを買う

僕は旅に出る前はレコード狂い、コンサート狂いだった。他に発散の方法がなかったのだが、特にニュー・ウェーブと呼ばれるジャンルの音楽にはまった。こう書いて、それがどういう音楽だかわかるのは40歳以上の人だと思うが、それでもポップ・グループ、スロ…

吉田拓郎は青春の反抗者だったのか

最近、友人のサイトで吉田拓郎のファンと知り合った。その人が、昔の吉田拓郎を聴きたがっていたので、そういえば昔ラジオで吉田拓郎が歌っていたのを録音したことがあるのを思い出し、それを探してみましょうと約束した。 本誌の制作が終わり、重い腰を上げ…

世の中の機械がどんどん進んでいく

私のような中年がぼーっとしているあいだに、世の中の機械仕掛けはどしどし複雑化し、新しくなっていく。この前、『チベット』の執筆者である長田さんが地図と写真データを事務所にもってきてくれた。それで取り出したのが小さなスティックである。メモリー…

世界飛び地大全

『国マニア』の吉田一郎さんが、はやくも第2弾『世界飛び地大全 不思議な国境線の舞台裏』(社会評論社/本体2400円)を出した。今度の本もすごいよ。もともと吉田さんは飛び地研究家だそうなので、今度の本の方が本命なのかもしれない。 一応世界には飛び地…

最近読んだインドの本

──過酷な労働や人間関係のこじれなどからくるストレスに悩まされている者が多い。彼らは高収入を維持するためにも、次々と与えられる仕事をこなさなければならない。朝早くから渋滞の中を通勤し、会社では対人関係や書類の整理で疲れ、夜遅くに帰宅する。/…

時代遅れになっていくマシン

あ゛〜っ、もうどんどんマシンが時代遅れになっていく〜。うちのマシンは前にも書いたが、アップルのパワーマックなんだが、買って何年かでCPUにG3ボードを差して、以来ずっとそれを使い続けている。OSは8.1だし、メモリは208メガしかないし、起動デ…

新しい掃除機

更新するのがどんどん遅れて、週刊「編集長のーと」のはずが、旬刊になり、月刊になりつつある。このままいくと本誌と同じ季刊になるのもそう遠くないかもしれない。すんません。 ところで、突然のことだが、掃除機を買った。先日、友人が遊びにくるというの…

私の「夢のような機械」

今さらだが、私は今年50になった。半世紀も生きてきたわけだ。50年前といえば、まだ日本が戦争に負けて10年しかたっておらず、私が育つにしたがって高度成長が始まった。僕が子どもの頃は、バスガールと呼ばれる公共バスの女性車掌がまだ花形職業だったが、…

亀田と正露丸とロハス問題

暑中お見舞い申し上げます。 この暑い中、仕事のことを書く心境でもないので、亀田問題について(笑)。めちゃくちゃ叩かれてますね、亀田君。疑惑の判定とかで亀田自身がインタビューで叩かれているが、あれはおかしいよな。亀田が判定を左右できるわけがな…

行きたいところ、行ったところ

私が当欄を頻繁にさぼるものだから、親切なMさんが、こういうネタで書いてみろと、わざわざ調べてまでネタを書き送ってくれた。ありがたいことである。 そのひとつは7月11日付け朝日新聞夕刊の広告で、朝日旅行が発表したアンケート「行きたい旅行地」であ…

その言葉がマヌケだ

ようやく次号(7/25発売)の製作が終わった。特集は「ラサの21世紀」。7月1日に「青蔵鉄道」が開通したことがニュースにもなり、当サイトの掲示板でも話題になったが、残念ながら締め切りの関係で、その乗車記などは掲載できなかった。乗車記やその他の詳細…

ベストセラーは危険だ――零細出版社事情

ええ、またもや当欄をさぼってしまって、申し訳ありません。忘れっぽい私ですが、忘れてたわけではありません。さぼったのです。書くことがあんまりなくてねえ。モノカキのハシクレのくせに書くことがないとは何事か! と、執筆者には常にハッパをかけている…

忘れるんだよなあ

毎度このセリフにぶつぶついっている私ですが、いいかげん「日本人が忘れてしまったもの」というセリフをなんとかしてくれんもんか。 この前テレビを見ていたら、近頃巷で非常に評価の高いグラフィックデザイナーというお方にインタビューしてたのを見た。若…

意匠登録の費用

先日、旅行人の名前とマークの登録を継続更新した。旅行人を商標登録して10年がたったのである。感無量であるが、その更新登録費用がなんと15万1000円! つまり1年間の登録料金が1万5100円ということであり、旅行人という名称を独占的に使用する権利を、毎月…

いいかげんな食器

連休は益子の陶器市へ行った。益子の陶芸家と知り合いになってから、その方の自宅に泊まらせていただけるようになって、年に1度は行くようにしている。通い始めてもう10年近くなる。 10回ぐらい行くと、だんだん買う作家が絞られてくる。最初は、その友人の…

カスミを食う

「霞を食って生きている」という言葉がある。仙人が霞を食って長生きすることから、働きもせず収入もないのに、なぜか生活できている人のこという(と思う)が、私の周囲にはこういう人が多い。 最もはなはだしい仙人は、30代半ばで仕事を辞めて以来24年間無…

『国マニア』がおもしろい!

ようやく次号の制作が終わったと一息ついていたら、当欄がぜんぜん更新されていなかった。ヤクルトの古田選手ぐらいになるとブログが更新されないだけでニュースになっているが、実に気の毒なことである。忙しくてブログなんか書いている場合じゃないだろう…

高校野球

春の選抜が始まった。高校野球に特に強い興味があるわけではないが、野球を見るのは好きなので、ヒマであれば知らない高校の試合を眺めたりしていた。だが、旅行人を始めてからは、ほとんど見ることもなくなった。 僕は鹿児島の高校を卒業した。いわゆる進学…

役人のための高層ビル

僕が鹿児島県人であることを知っている前川健一さんが、こんなバカな話があるよとメールをくれた。なになに。 鹿児島県内で最も高いビルである県庁舎周辺は、各種規制があってなかなか土地が売れなかった。そこで、規制を緩和したところ、マンション建設用地…

香港の友人とテレビを見る

先日、香港の友人が日本に遊びに来た話を書いたが、彼ら夫婦にはそれぞれごひいきの日本人の女性タレントがいる。一緒にテレビを見ていたら、その彼女たちが出てきた。夫の方は相田翔子、妻は松島菜々子である。彼らの目には、このご両人とも「日本人じゃな…

ボルネオから帰国

10日ほどマレーシア側のボルネオへ取材に行って、今朝帰り着いた。寒い東京からいきなり熱帯になって、いや暑いのなんの。 成田からクアラルンプール経由で、待ち合わせの1時間を含めて13時間もかけて到着したのがコタキナバル。ちなみに帰りはコタキナバル…

学歴社会

友人の息子はただいま大学生である。有名国立大学に現役で入学した親孝行な息子だったが、ある日突然、学校をやめるといいだした。その理由は? と聞くと、「何の苦労もせず有名国立大学に入って、このまま卒業して学歴社会に参加することに納得できない」と…

ナマイタチ

今年も香港の友人夫婦がやってきて、九州の温泉に連れて行けというので、霧島から阿蘇へと車で案内した。妻のSさんは日本語が達者なので、日常会話が日本語でできるのが楽である。それで、彼女は目にとまった日本語がわからないと片っ端から質問する。 車に…

今年もがんばろう

小川京子に続いて私も風邪をひいて寝込み、1週間をパーにした。38度5分の熱が3日間続き、ふとんが汗を吸ってぐっしょりになり、ようやく床から上がったので干そうと思ったら、外は雪だった。 いつも書いていることだが、1年に4回しか出さない季刊誌になって…

『自衛隊に入ろう』は放送禁止歌なのか?

ちょっと遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。年賀状をたくさんいただき、大変ありがとうございました。今年もよろしくお願いします。 今年の寒さは尋常ではなく、どこが温暖化なのだ! と言いたくなるほどでしたが、昨日の新聞を見ると、イ…