ボルネオから帰国

 10日ほどマレーシア側のボルネオへ取材に行って、今朝帰り着いた。寒い東京からいきなり熱帯になって、いや暑いのなんの。

 成田からクアラルンプール経由で、待ち合わせの1時間を含めて13時間もかけて到着したのがコタキナバル。ちなみに帰りはコタキナバルから成田への直行便に乗ったら、なんと4時間40分だ。まったくなんということだろうか。

 こんなに日本と近いボルネオだが、僕なんかはボルネオというと熱帯雨林のジャングルだらけで、旅をするのは大変なんだろうと思っていたら、マレーシア側の方はどうも日本人観光客がけっこう訪れているらしい。その多くはビーチリゾート客なんだそうだが、コタキナバルのホテルで聞くと、日本人でいちばん多いのはビジネス客だといっていた。

 で、若者は主にビーチリゾート系、中高年は山岳ハイキング系のリュック姿といった方々で帰国便は満員だった。ボルネオが日本人にとってこんなに観光的メジャー地域だとは全然知りませんでした。すいません。

 今回の取材ではコタキナバルの北ボルネオ鉄道に乗車し、クチンという町から国立公園のジャングルウォークを体験してきた(ビーチリゾートはパス)。鉄道マニアの方々はよくご存知だと思うが、ボルネオに鉄道があることを僕は全然知らなかった。これが実にマニアックな鉄道でしたねえ。シベリア鉄道とはまた別の意味で。もちろん次号で書きますので、どうぞお楽しみに。

 コタキナバルからの直行便は時間が短いのは大変けっこうなんだが、真夜中の12時半に出て、成田に着いたのが予定より早い朝の6時15分。時差が1時間あるので、搭乗時間は5時間足らずだったわけだが、これだと途中で軽食を食べ、映画を見たりなんかして、全然眠るヒマもなく、今日の出勤が眠いことおびただしい。真夜中のフライトなら飛行時間はもうちょっと長いほうがよかったかも。