じん散歩

 阿久根市長選で竹原氏は落選。序盤から対立候補の西平氏が優勢だと伝えられていたが、やはりその通りになった。

 今度は2月20日阿久根市議会の解散の是非を問う住民投票が行なわれる。もしこれで議会が解散すると、竹原派は当然、多数を占められるだけの立候補者を擁立し、議会の過半数が竹原派議員となる可能性もある。西平市長は、選挙中のコメントで、竹原氏の政策の方向性は正しいが、やり方が間違っているとし、議会と話し合いをしながら政策を進めていくといっていた。もし、竹原派議員がが竹原氏の政策を引き継ぐような提案をすれば、新市長はそのまま通すという理屈になる。

 議会選挙で竹原派が過半数を得られなかったら、竹原氏の政策と対立する議員が多数を占めることになる。とすると、議員報酬を減らしたいという提案を議会と話し合わなくてはならない。竹原氏を打ち破った新市長が、竹原派多数の議会のほうこそ運営しやすいという皮肉な結果になるわけだ。もっとも竹原氏の政策は議員報酬の日当制で、西平氏は15%削減に過ぎないので、非竹原派多数の議会になっても、これはのむかもしれないとは思うが、さて、どうなりますやら。

 さて、今日のテーマは散歩だ。近頃は天気のいい休日は家でごろごろしていないで努めて散歩するようにしている(今後もそうありたいと願っている)。宇多田ヒカルだって最近は散歩するようになったといっていたが、私は医者から体重を増やさないように忠告されている。私は自分でいうのもなんだがスリムである(貧弱な体型ということもできる)。それでも、この歳になると、体重の増加分はすべて脂肪分なので、体重を増やすのはまずいのだ。

 というわけで晴れた休日は散歩だ。私の住む練馬区大泉学園は、ほとんどすべてが住宅街である。知人でもいない限り住宅街に行く用事はまずない。だから、練馬区に住んで16年、大泉学園に住んで9年になるというのに、練馬区の住宅街などまったく足を踏み入れたことがなかった。そもそもただの住宅街には興味もなかった。

 だが、歩いてみると、意外なことに楽しかった。ブラタモリじゃないが、私は大泉学園にこれほどの高低差があるとは思ってもいなかった。大泉学園駅周辺はのっぺりとした平地だが、北部の和光市の境あたりには岡や谷があって、道が登ったり下ったりする。岡に登ると大泉一帯が見渡せるのだ。それがこの写真。これは大泉一丁目の岡から南に向かって撮ったもので、遠くに見える2つのビルは、たぶん大泉学園駅に建っている「シティタワー」(右)と「ゆめりあフェンテ」(左)だろう。

 けっこう広い緑地なども点在しているが、下の写真を見ていただきたい。池にサギが飛んできてエサをついばんでいた。ここは私有地で、地主が一般に開放している緑地なのだ。広い場所ではないが、こういう緑地も点在している。散歩には悪くない場所であることを今回初めて知った。

 今回歩きまわった大泉一丁目から土支田にかけての地域は、交通機関がバスしかなく、かなり不便なところだといわれていた。しかし、現在は地下鉄大江戸線の延伸工事が進んでいて、何年後かには駅ができるらしい。この地域の住民にはよい知らせだろうが、そうなると現在開放されている私有地にもマンションとかが建っちゃうかもしれないなあ。しょうがないけど。

 3時間、18000歩のじん散歩でした。