休刊特需2

 あいかわらず本誌の売り上げが絶好調だ。旅行人バックナッバーフェアをやってくださっている丸善丸の内店からは100冊以上の追加注文があり、同じくフェアをやっている紀伊國屋新宿本店、紀伊國屋新宿南店、リブロ池袋店からも追加注文がきた。100冊以上の追加注文なんて過去にあったかな。記憶にないが、それほど異例のことだ。アマゾンの注文も今日だけで400冊。信じられない。今月はついにバックナンバーを含む総数で1000冊を突破した。

 もちろん休刊号だからこんなに売れるのだろうが、たぶんこの号を買ってくれる人は、もともと旅行人を知っている人だろう。こういう人たちの数割が、お、旅行人が休刊するのか、それじゃ買ってやるか、と思ってくださるだけで、こういうふうにドドドっと売れるのだ。発売後すぐに読者が購入行動をとると、それだけでものすごく売れているように感じられるというのがすごい。しかし、最終的にいったいどれぐらい売れるのか、私にはさっぱりわからない。ともあれ、本当にありがとうございます。

 旅行人をご存知の方でも、その全員が休刊になることを知っているわけではない。昔は読んだことがあるけど、今はもう遠ざかっているという人も多いだろう。だから、そういう方に休刊のニュースが届くのは、たぶんブログとか、ツイッターとかのクチコミだと思うが、最近、うちの休刊について書いてくださったのが、前にも紹介した目黒考二さんのブログだが、「週刊文春」(12月22日号)では、椎名誠さんが自身の連載エッセイ「風まかせ赤マント」で、本誌の休刊について書いてくださった(それを知ったのが昨日のことで、この号はすでに先週号になっている)。

 ブログでは、松岡環さんが「長い間ありがとう、「旅行人」!」というタイトルで書いて下さり、森優子さんが、先日の阿佐ヶ谷ロフトの写真や、本誌のバックナンバーの写真まで添えて、長い記事を書いて下さっている。
 松岡環さんはこちら→http://blog.goo.ne.jp/cinemaasia/e/96bc0e471292ef2c24224dca79141432
 森優子さんはこちら→http://www.mori-yuko.jp/blog/


 紀伊國屋新宿本店のバックナンバーフェア

 リブロ池袋のバックナンバーフェア
↑どちらの店のポップも私の手書きです。
 皆さん、本当にありがとうございます。