最後のキャンプ大会御礼
今年で17回目の開催となった最後の「旅行人勝手にキャンプ大会」も無事に終了した。17回といえば当然だが17年も続いたことになる。まさかこんなに長いこと続くことになろうとは思いもよらなかった。今回ちょうど台風が来る直前だったのはラッキーだった。今年は近所の公園で子連れのクマが出没したのには驚きました。
前にも書いたかもしれないが、最後なのでこれまでのキャンプ大会のことを少しふりかえってみよう。勝手にキャンプ大会を始めたのは1995年のことである。勝手にキャンプ大会と唱えたのは、一応旅行人が主宰するものの、キャンプ代などはめいめいがキャンプ場に支払い、催し物などをやるわけではなく、勝手にキャンプを楽しもうという主旨からだった。1回目は茨城県の那珂川縁のキャンプ場で行なったが、ここは釣り客も泊まり込んでいて、夜騒ぐと迷惑がかかるので1回でやめた。
2回目から、山梨県の忍野村で行なうようになり、以後ずっとそこで開催し続けた。キャンプ場に入りきれないほどの参加者がやってきたのは第4回(98年)だった。400人を超えていたと思うが、国道からキャンプ場までの山道にまでテントをはる人も現れ、それでも入りきれずに帰ってしまった人もいたほどだった。正直いって、こんなにやってくると事故が起きるのではないかと心配で、次はやめようかなと思ったほどだ。テントも食料も持ってこないでやってくるのがいたのにはまいった。
しかし、前に書いたように、このキャンプでは催し物が何かあるわけではないので、退屈だったのだろう、翌年の第5回(99年)は100人減って300人ほどになった。それでもまだ多すぎるぐらいだが、この頃は民俗服大会をやったり、タイカレーなど屋台をやる人もたくさんいて、お祭りムードが漂っていた。
2000年の第6回になるとさらに参加者が減って250人ほどになったが、これぐらいがキャンプ場の大きさからすると適正人数だった。この年のキャンプ大会では、結婚式を行なったカップルが登場した。そういえば、キャンプ大会で知り合って結婚した人も何組かいたなあ。そのカップルが子どもをつくり、その子どもを連れて参加し、キャンプ場で子どもたちが楽しく遊びまわっているという風景がずっと続いた。
ここ数年は100人を切るほどの参加者だったが、昔のようなにぎやかな大会ではなく(以前は徹夜で酒を飲んで騒いでいた人も多かった)、静かでのんびりとしたキャンプで、個人的には非常に居心地がよかった。参加する方々もなじみの人ばかりで、一年に一度は会ってお互いの健康を確かめ合うという感じだ。皆さん、そのような年齢にさしかかっているわけですね。
何かと思い出の多いキャンプ大会だが、皆さんのおかげで17年間、事故もなく、楽しくやってこれたことに感謝したい。本当にありがとうございました。
※モノクロ写真は第3回(97年)のキャンプ大会