インド先住民アート

 先日からたびたびお知らせしていますが、先住民アートといっても、なかなか具体的なイメージが湧かないというご指摘をいただきましたので、展示する作品の一部と、現地で撮影したものをアップします。ご参考にしていただければ幸いです。
 それから、11月23日(金・祝)と25日(日)のトーク&スライドは、まだ席が余裕たっぷりですので、絵が気に入った方は、私がこういう絵を探したり買ったりした様子をお話させていただきますので、ご参加下さい。



▲インド北部からネパールにかけての地域ミティラー地方で家の壁に描かれていた絵。それを今では紙に描いている。テーマはクリシュナとラーダ姫の物語、つまりヒンドゥーで先住民アートではない。



▲インド中央部マディア・プラデーシュ州のゴンド画。拙著『わけいっても、わけいっても、インド』の表紙を飾った。



▲上と同じ作者の狼の絵。



▲同じくゴンド画。



▲これもマディア・プラデーシュ州の民家の壁に描かれたピトラ画。馬は神の乗り物として崇拝されている。



▲チャティスガール州で見かけたピトラ画の壁画。ここにはヒンドゥーの神々まで描かれている。



▲同じくマディア・プラデーシュ州の民家。伝統的な絵ではなく、この家の主婦ソーナバーイさんが描いたレリーフ。その卓越したデザインに驚嘆する。



▲チャティスガール州で購入した真鍮製の神像。ヒンドゥーの神ではなく、それ以前からの古い信仰の神。



西ベンガル州で見つけた装飾瓦。残念ながら持ち帰るときに首が折れてしまったが、私が購入した作品群のなかで最もお気に入りのもの。



インド先住民アートの世界
Art of Adivasi
旅行作家 蔵前仁一コレクション

 インド亜大陸に古くから住む先住民アディヴァシー。ヒンドゥー教が広まる以前の文化を今も保つ彼らの絵画、工芸品は、原初的な力とカラフルな色彩に溢れています。
旅行作家であり、旅行雑誌「旅行人」の元編集長、蔵前仁一がインド奥地をまわって収集したアディヴァシー・アートの一端をご紹介します。日本では滅多にない機会です。ぜひご来場下さい。

■日時:2012年11月20日(火)〜25日(日)11:00am〜7:00pm
    毎週月曜日休館(※25日は16:00に展示終了)
   ※作家は20日、23日、24日、25日午後から在廊の予定です
■会場:神楽坂・光鱗亭ギャラリー
    〒162-0805 東京都新宿区矢来町41
    TEL・FAX 03-6265-0630
    http://www.kagurazaka-kourintei.com
■交通:東京メトロ東西線 神楽坂駅下車 2番出口より徒歩3分
    都営地下鉄大江戸線 牛込神楽坂下車 A1出口より徒歩10分

トーク&スライド 蔵前仁一 インド先住民アートを求めて
 11月23日(金)・25日(日) 1,500円(ドリンク付)
 開場:16:40/開演:17:00〜18:30
 各日定員30名 予約制(お名前と人数を銘記のうえメールでお申し込み下さい)
 mail:info@kagurazaka-kourintei.com