日本人の嫌いな中国は、中国人の嫌いな中国と同じものである

 フェイスブックにのった中国人Hao Liさんの記事を転載します。ツイッターからリンクをはりましたが、フェイスブックに入れない人もいるでしょうから、私のブログでお読みくだされば幸いです。
 以下は、原文のままです。


中国国内今の状況を皆さんに説明します


今日、尖閣諸島問題が発端となった大規模な反日デモが、中国全土の主要大都市で起きた。日系、もしく日本テーマとした商業施設や、日本車など物的の被害も多く発生。
 これに対して、中国版ツイッター「微博」で大きな話題となり、デモの様子や被害の様子も、微博で生中継され、多くな有名人や知識人を始め、全国からデモの妥当性を疑問する声と暴力行為を非難する声が上がりました。そして、今回のデモは民衆自発的ではなく、国内問題から民衆の注意力を転移する目的で、政府主導ではないかとの認識も広がり、明日上海で予定されるデモに不参加の呼びかけも始まってます。
 このような動きは、最近中国共産党政府が十八大での世帯交代を巡って、内部闘争が激化した背景があります。
 今年始め起きた重慶市長、政治局委員の薄希来の失脚事件など、温家宝を始め改革派と周永康が代表する保守派の間では、白熱化した権力闘争が広げられてます。この時期に、日本尖閣諸島購入問題が起き、中国共産党の世代交代にも影響を及ぼす。。。事件起きてから中国政府の不作為が非難の的となり。胡錦涛主席の「稳定压倒一切」(安定は何より!)という方針に衝突。後一ヶ月ほど引退する胡錦涛にとっては、これはやかいな問題となるに違いない。そして、この何年のうち多くな国内問題が引き起こした政府の信用崩壊が、「微博」を通して、国民たちの「声の力」が今絶大な力となり、薄希来事件を切っ掛けに、共産党を史上最大な政治危機に追い込また。多くの有識者が、「微博」で中国の変革を呼びかけ、インターネットでの情報の早さに、今までの政府情報統制システムが対応しきれなくなった。

 今回政府主導の反日暴動が、国民の注意力をいつも悪魔化された日本に転移する目的から外れ、逆に民衆の注意力を再び国内問題に集中させた。

 今の中国にとっては、尖閣諸島問題よりも、民主化問題が今の正念場。中国の民主化が進めば、情報統制、洗脳政策など廃止され、日本についての情報ももっと透明化され、共産党愛国主義教育も廃止されるはず。本当の日中友好がそれから初めて実現すると思います。昨日僕が書いた:「中国不变好,日中永远好不了」はその意味です。

 そして、今日朝日新聞のオフィシャル「微博」の言葉を借りたい:耻不在人民。

 皆さんが嫌いする「中国」、実は中国人の多くが嫌いする「中国」とは、実に同じ者である。
 地球人類六分の一を占める中国人を「進化」されることは、日本だけではなく、世界にとっても、この地球にとっても、大きいな意味を持つ!私を始め、中国を共産主義から脱皮させ、民主、自由、理性、世界と共存できる国にしたいと思ってる中国人は今大勢います。そして、グルーバル化、情報化に変化した世界の波に押され、中国の「変革」もきっとやってきます。

 皆さんに、ぜひ今回の事件で、中国に失望感を持たず、逆に、私たちと同じく、将来の新しい中国に希望を持ってほしいです。
 今まで、人類は多くの犠牲を払い、多くの勉強もしたはず。21世紀の人類はもっと賢くなり、この世界ももっと平和となれると信じてます。

 長くなりましたが、今の日中のことで、きっと皆も悩まされているだろうと思って。。。。。。
 近いうちに、生まれたての娘を連れて、日本の皆と会える日を楽しみにしてます。