2010-01-01から1年間の記事一覧

ああ、忙しい

あ゛〜、ようやく『アメリカ鉄道大全』が印刷所に入りました〜。疲れた〜。これで間違いなく7月30日に発売されます。 この本で、初めて鉄道ファンの執筆者(前回は鉄道マニアと書いたが、マニアと呼んではいけないんだそうです。すんません)といっしょに仕…

『アメリカ鉄道大全』もうすぐ完成

ようやく『アメリカ鉄道大全』が完成に近づきつつある。前にも書いたように、アメリカ鉄道はもちろん、鉄道についてもまったく知らなかったが、この本を読み、調べているうちに、だんだんとアメリカの鉄道が身近に感じられるようになってきた。 最初の頃は、…

馬亀

世の中にはくだらない話が数多い。さて、仕事を終えてそろそろ帰ろうかなと思いつつネットを見ると、理解に苦しむようなバカな話が載っていた。これだ。「カメデス」と落書きされたカメを保護 http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100616/trd1006162002013-…

アメリカの鉄道を見る

ただいま必死に『アメリカ鉄道大全』(7月30日発売)を制作中。発売が2カ月も遅れて、読者にも著者にも大変ご迷惑をおかけしております。申し訳ありません。 私は鉄道マニアではないし、鉄道ファンでさえなく、ましてやアメリカ鉄道などぜんぜん知らない。ア…

ああ、原稿料

なかなか続きが読めない田中真知さんのブログの中休みに、私も原稿料ネタを一つ。 安い原稿料という点では、本誌も他に引けを取らないが(本当に申し訳ありありません)、作家の方々の話を聞くと、近頃どこも原稿料が安いとお嘆きである。ヘタウマイラストレ…

旅行人本誌の休刊について

そろそろ次号がお手元に届き、休刊のお知らせをご覧になった方もいらっしゃることでしょう。掲示板にも書きましたが、本誌は165号で休刊します。といっても、1年に2回しか出ない雑誌ですので、実際に休刊になるのはまだ1年半もあとのことです。 こんなに早く…

石井光太さんの最新刊『レンタルチャイルド』を読む

石井光太さんの注目の新刊『レンタルチャイルド』(新潮社、本体1500円)が発売された。数日かけて読み終えたが、さて、いったいこれをどう紹介したらいいのか考えあぐねていた。もとより書評などを書こうという気はないのだが、ただの紹介にしても、この本…

ルーシー・リー展

イギリス人陶芸家ルーシー・リーの回顧展を見に、国立新美術館に行った。 http://www.lucie-rie.jp/ ルーシー・リーは1902年にウィーンで生まれ、のちにイギリスに移住し、1995年に93歳で死去した。彼女の作品が世間の注目を浴びたのは50歳を過ぎてからとい…

『アジア文庫から』

えー、次号の制作もようやく終了し、昼過ぎに印刷所に入りました。すでにトップページに掲載されているが、特集は「美しきベンガルの大地へ バングラデシュ+西ベンガル州」。定価が1300円(税込1365円)に上がりました。すいません。ページ数が160ページに…

電子書籍ってどうなる?

あまりの売れ行きにアメリカでの供給が追いつかなくなって、アメリカ以外での販売が1カ月遅れたiPad。アマゾンではキンドルという電子書籍リーダーがすでに販売されているが、こういう機械が日本の出版界に衝撃を与えているらしい。 他人事のように書いてい…

益子、春の陶器市

栃木県の益子町は全国に知られた陶芸の町だ。春と秋、一年に2回、陶器市が開かれて多くの観光客でにぎわう。あまり知られてはいないが、ここで陶芸をやっている作家たちは、他の土地から移り住んできた人が多く、そして、意外なほどに旅行者だったという人が…

マラリアの薬

この前アフリカに取材にいっていた写真家の小松義夫さんからメールをいただき、近頃はいいマラリアの薬ができていると書いてあった。スイスと中国の共同開発で、ヨモギが原料であるらしい。ぜんぜん知らなかったので、ネットで調べてみると、ありました。ア…

ただいま次号制作中

次号の本誌(162号)「ベンガル特集号」を、連休前までになんとか一応の形に整えなければならないので、ただいま一生懸命がんばっている。しかし、まだ原稿が入っていない人がいて、うーん、待ち遠しいのだ。早く原稿を下さい。 今回は特集の他の読み切りで…

細かいことは気にしない

先日のベンガル取材で、宿泊したインドのホテルでテレビを見ていた。インドでもテレビ・ショッピングが盛んに行われているようで、たまたまつけたらショッピング番組をやっていて、オーディオ機器を販売していた。こんな感じですね。 なんとなくそれを見てい…

食料自給率100%の嘘

今日は珍しく日本の政治について。衆議院選挙で大勝した民主党は、結局のところ右往左往するばかりで、どんどん支持率を落とし、次の参議院選挙では惨敗するんじゃないかといわれている。その元凶は「独裁」小沢であるとマスコミは言い立てているけど、一方…

インドの装飾瓦

去年行ったインド中央部のマディア・プラデーシュ州で、装飾瓦というのを初めて見た。旅行人カレンダーにも掲載したが、こういうものです。 屋根の上に妖怪や怪獣のような生きものどもがのっかっている。まるで宮崎駿のアニメみたいな世界。満月の夜にこの屋…

『西原理恵子の人生画力対決1』に大笑い

先日ようやく『熱帯雨林を歩く』(上島善之)を印刷所に入れる。4月10日の発売日はなんとか守れそうだ。2700円(税込2835円)とちょっと高いのだが、熱帯雨林に興味がある方はよろしくお願いします。校正の直しがぎりぎりになって、データを取りに来た印刷所…

もうすぐ入稿する『熱帯雨林を歩く』

本日の夕方には印刷所に入稿する次の新刊『熱帯雨林を歩く』(上島善之/4月10日発売)の、最終チェックを今やっている。これまで4人で数回読み直しているのに、それでも最後まで誤植が見つかるのは何故なのかわからないが、岩壁が岸壁になっていたりするか…

合法麻薬の常習者拡大?

昨日、ベンガル取材から帰国しました。留守中はいろいろとコメントを下さってありがとうございました。ベンガルの田舎ではネットにつなげることができず、音信不通で申し訳ありませんでした。 さて、話はぜんぜん変わるが、バングラデシュへ行く前に読んだ新…

再びダッカから

ダッカからチッタゴンへ行き、再びダッカへ戻ってきた。ダッカに入ると、車の騒音と空気の悪さに辟易する。明日はダッカを離れてバスでクルナへ向かう。ダッカとクルナは距離にすると200キロ程度しかないが、最低8時間、下手をすると12時間以上かかる。いっ…

ダッカから

今、バングラデシュの首都ダッカにいる。バングラデシュも便利になったもので、中級ホテルでもロビーでは無線LANでインターネットを利用できるようになっている。 たしか12年ぶりのバングラデシュだが、ダッカも少し変化が見られる。インドから輸入されたオ…

アフリカに不要品を送ることは世界から評価されるのか?

さっきテレビを見ていたら、デパートで古着や靴を引き取って、それをアフリカの子どもたちに送るのだといっていた。画面には、裸足でかけまわるアフリカの子どもたちの姿が映し出され、彼らは裸足でいなくてはならないので、足から寄生虫が入り込んで病気に…

再びグーグル・マップはすごい!

今度、次号の取材でバングラデシュとインドの西ベンガル州をまわる。ここらは情報も少なく、取材の期間も短いのでいつもより念入りに取材の準備を行っている。今回取材しようと考えている場所は、かなりマイナーなところで、ガイドブックにはもちろん掲載さ…

『インパラの朝』

バックパッカーの旅行記がメジャーな文芸賞を受賞し、しかもよく売れている、なんてことは、ここ10年以上なかったことではないか。2009年度の「開高健ノンフィクション賞」を受賞した『インパラの朝〜ユーラシア・アフリカ大陸684日』(中村安希、集英社)を…

路上のプレゼント

先週の水曜日の夜のことだった。仕事を終え歩いて帰宅していた。バス通りから路地に入ったところで、飲み物の自動販売機の前で自転車に乗った30歳ほどの男が、私に手招きして言った。 「ちょっと、ちょっと、当たったから、どうぞ」 「え?」 「自動販売機が…

すっきりしないぞ『ピコラエヴィッチ紙幣』

正月に帰省したとき、本を持っていくのを忘れたので、駅の書店で『ピコラエヴィッチ紙幣〜日本人が発行したルーブル紙幣の謎』(熊谷敬太郎、ダイヤモンド社)という本を買った。アムール川の河口にあるロシア極東最大の港ニコライエフスクで、日本人商人島…

若者は欲しがりません

先日、ある旅行雑誌から原稿を頼まれた。打ち合わせの雑談で、最近の若者は旅行しなくなってといういつもの話になった。その雑誌では20〜30代の若者に「なぜ海外旅行に興味がないのか」というアンケートをとったという。そうしたら、いちばん多かった理由が…

2010あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。 今年の正月も、何もせず、何も荒立てず、何事も起こらない平凡で静かな日々を望んでいたが、なかなかそうはいかないのが世の常、人の常。正月からのドタバタが現在進行形だが、とりあえず新…