ルーマニアから帰国


 ルーマニアから帰国しました。日本に帰ってくると、まだTシャツで過ごせるほど暑いのがちょっと意外だった。ルーマニアは、入国した8月下旬はまさに真夏の暑さだったが、9月下旬ともなると肌寒いほど秋めいてきた。


 近頃は取材に出かけるのにパソコンを持ち歩いているが、少し前に較べると「Wi-Fi」できる宿が増えている。この「Wi-Fi」(ワイファイと読むそうです)というのが、初めはなんだかわからなかった。要するに無線LANのことなんですね。ルーマニアの場合は、安宿といってもそれほど安くはなく、ダブルで3500円以上かかるのだが、5000円ぐらいになると、このWi-Fiが可能なホテルがぼちぼちあったりする(ないことの方が多いんですけど)。


 ネットカフェは、各地にあることはあるが、それほど数多く見かけることはなく、あっても当然日本語環境はないので、日本語のページを見ても文字が化けて何が何だかわからない。ま、それはしょうがないんだが、日本語が打てない環境でサイトを見ていたら、驚くべきことを発見した。


 いや、私には驚くべきということで、たぶんご存じの方も多いだろうが、これを見たときにはひっくり返りそうになった。それは何かというと、旅行人のサイトが勝手に英訳されているのだ(うちだけではなく、他のサイトも全部そうなんだが)。旅行人のサイトはもちろん英語バーションなど制作していない。文字化けする画面が見えるだけだろうと思いながら、グーグルで「Ryokojin」と検索したら、ローマ字(英語表記)でちゃんと引っかかってくる。それだけでなく、それをクリックすると、なんとテキスト部分がすべて英訳されて見られるのである。これには驚きました。


http://translate.google.com/translate?hl=en&sl=ja&u=http://www.ryokojin.co.jp/&sa=X&oi=translate&resnum=1&ct=result&prev=/search%3Fq%3Dryokojin%26hl%3Den%26sa%3DG


 岡崎大五が「Okazaki large five」と訳されていたり、私の名前が「Niiti Kuramae」になっていたりするのはご愛敬。掲示板の読者の書き込みも全部英訳されているし、執筆者のブログもすべて英訳されて出てくる。実に不思議な気分である。ということは、日本のすべてのサイトやブログは、英訳されて世界中で読めるのだという事実に、なんだかしばしボーゼンとした次第。いやはや、インターネットってホントにすごいもんですね。ああ、この文章も英訳されちゃうんだな(笑)