日記


小説トリッパー」(朝日新聞社)という雑誌から、エッセイの依頼がきた。自伝的エッセイという注文に、私の自伝なんぞ誰が読むんだ? という疑問が湧いたが、仕事だから恥をかえりみず、旅行人を立ち上げたときの話を書いた。53枚の(僕にすれば)長編である。9月発売だそうだ。

 ずっと以前読みかけて、途中でほっぽらかしになっていた諸星大二郎の『西遊妖猿伝』が、とりあえず16巻で完結したので、まとめ買いして読みふけっている。諸星大二郎のおもしろさは、僕より読者の方がずっと詳しそうなのでここでは書かないが、昨日、電車の中でこれを読んでいる老年の男を見かけた。その人、白髪でメガネというインテリタイプの人だったが、本に附箋までして、数ページ前に立ち返りつつ精読しているのである。年老いて記憶力が悪くなったせい……とは、とても思えなかったが、さすがに諸星大二郎の読者は幅広い。

 「アーマードコア2」が発売になったので、さっそく購入して開始する。以前はかなりムキになって対戦していたが、さすがに4作目ともなると、こっちも大人の態度で臨めるようになる。負けても悔しさが薄い。個人的にかなり気に入っているゲームなので、大事にやっていきたいという気持ちが働いて、以前のように、一刻も早く敵を殲滅せねばならぬという好戦的な気持ちにならないのである。なにしろ、次の新作が出るまで3年は待たないといけないからな。まあ、他人が見たら、アホかいなという感じだ。

 ところで、「ガングリフォン・ブレイズ」というゲームが8月10日に発売になるが、これを購入し、やる予定のある人は、プレイの感想をお教え下さいまし。できれば「アーマードコア」と比べての感想だともっとありがたいんだが。メールでよろしく。

 カフェで厚底サンダルが話題になってるが、あれは若者に限る。今朝、ちょっと厚底を履いている小川京子が、僕の横で突然こけた。中年以上は危険であるな。