日記

 おお、今日は何と七夕ではないか。台風が近づいているので、それどころではないが。

 プレステ2を購入し、「エターナル・リング」というゲームをやったが、残念ながらこれがはずれ。一応クリアしたものの、ぜんぜん充実感がない。最後まで行くと、ラストのイベントシーンがお決まり通り出てくるのだが、結局、そのあとでセーブできない仕組みになっている。つまり、最後の局面はつねにセーブなし、未クリア状態なわけだ。これって普通なのか? どうも納得できない。それでもって、最後のシーンもなんだかさえないし、おまけのダンジョンも、要するに強い武器を入手すれば、あとは単純に無敵になってしまう。だめだ、こんなんじゃ。どうしたフロムソフト!

 というわけで、次は、個人的な超期待作「アーマードコア2」の発売日(7月26日だっけな)を、指折り数えて待つ私なのであった。しかし、先日の「ファイナル・ファンタジー」の新聞広告はすごかった。2ページ見開きのカラーだもんなあ。いかに、もうかっているかがわかる (^_^;)。

 一昨日は、次号の特集「旅の写真術」のための座談会を、うちの事務所で行った。出席者はライターの伊藤伸平さん、前川健一さん、そしてカメラマンの福井隆也さんのお三方。最近は、デジタルカメラの性能がすごく良くなっているので、旅行にも使えそうになってきたとか。そんな話などをあれこれ。

 9月11日に発売するイトヒロの本のタイトルが決定した。『旅の虫眼鏡』です。今日は一日そのカバーデザインをやっておったのだが、最近のカバーデザインは、全部マックのデータでやってしまうことが多くなり、そうすると一冊のカバーのデータだけで150メガなんという巨大なデータになってしまう。フォトショップをいじっていると、動作がいちいち遅くなって、保存している間にトイレに3回ぐらい行ける。

 で、こんな巨大データをハードディスクに保存すると、あっという間にハードディスクがいっぱいになってしまい、残りが150メガなどという恐ろしい事態になってきたので、新宿のヨドバシでハードディスクを買った。

 そしたら、なんとなんと、今や30ギガのハードディスクが3万円台なのね。信じられない。30ギガだぞ! うーん、そんな大容量を買ってもしょうがないかなと思ったけれど、僕のコンピューターはもうこれ以上外付けの機械がつかないので、足りなくなったからといって買い足せない。それで思い切って30ギガを購入。これで何をどう保存してもノー・プロブレムだが、しかし、このハードディスクがクラッシュなんかしたら目も当てられないだろうなあ。

 ちなみに、田中真知さんの『ある夜、ピラミッドで』のカバーデザインをやったときのデザイン途中作を、ちょいとここでご紹介してしまおう。最初に、真知さんから、こういうイラストを使ってみませんかと送られてきたエッチングを素材にしたデザインをやってみたが、本人からちょっと地味すぎるという感想が出てボツ。僕も同感。

 それから、数案出て、タイトルが変わるなど紆余曲折があって、ようやく最終稿までたどりついた。一度か二度目で決まることもたまにはあるが、だいたいは三〜五作ぐらいの案を出して最終稿へと持っていく。だから、真知さんの本が、特に難航したというわけではない。早川千晶さんの本『アフリカ日和』は、シーノさんのすばらしいイラストがあったので、あとはあの絵を壊さないようにデザインすることに努めただけで、割合に早く決まった。