年末進行のない年末

 年末でお忙しいことと思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私はというと、本誌の発行が年2回になり、発行月が6月と12月になったので、今年から年末進行がなくなった。年末進行なしの年末なんていったい何年ぶりのことだろうか。う〜ん、よくわからないけど、たぶん12年ぶりぐらいかな。

 ちなみに年末進行とは、他の業界のことは存じませんが、出版業界では翌年すぐに出す出版物(主に雑誌)を年内に制作しなければならず、年末は年内の分も合わせて倍の仕事量になってしまうことを指す。うちは季刊誌にしたので、月刊誌時代ほどの悲惨さはなかったが、それでも年末年始が休みになって制作時間が減るので、それなりに大変だったのである。

 これがなくなってしまうと夢みたいにゆとりがある。単行本の制作を別にすれば、もう本誌関係でやらなくちゃならないことは何もなく、のんびりと年末を過ごすことができるのである。夢みたいだ。今年はゆっくり大掃除ができる(うちの掃除は1日2時間程度で4〜5日かかる)。

 なんてことを書いたのが1週間前で、もう自宅も事務所もほとんど大掃除を終了してしまった。オチがつかない書きかけの駄文をほったらかしているうちに今年もいよいよ終わろうとしております。パキスタンではブット元首相が暗殺されるという大変な事件が起きてしまい、今年も波瀾の幕引きとなりました。

 本年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いします。平和でよい年をお迎え下さいますように。