バングラデシュの首都ダッカから

 乾季に入ったダッカは、ひどい排ガスと騒音に包まれている。排ガスのあまりのひどさに──バンコクやアジアの他の町をはるかにしのぐ──ノドをやられ目が痛くなる。町は薄青いモヤが沈殿し、その中から人や車が湧き出てくる感じだ。これ以上大気汚染が進んだら、ダッカに居住できなくなりそう。
 ところで、バングラデシュ入国時に一悶着あった。空港で3カ月以内のビザが無料でもらえる筈だったのに、イミグレからワイロを要求され、拒否するとわずか15日しかくれなかった。入国してから延長できるのかと思っていたら、これがなかなか難しいらしい。3月27日でビザは切れる。それまでに何とかしなくてはならない。さて、どうなるか?