江戸末期の1836年、岐阜に生まれ、明治中期まで日本各地を放浪しながら絵を描いた仙人のような男がいた。土岐源吾という名前だが、人々には「蓑虫山人」と呼ばれた。その蓑虫山人の足跡を日本各地にたどって、彼の姿を浮き彫りにしたのが本書だ。 なぜ蓑虫な…
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