怪我の治し方

 つい最近、私が小さな怪我をした時、衝撃的なことを知った。
 友人がいう。
「傷は消毒しちゃだめだよ。それで乾燥させない方が治りが早いよ」
「え〜っ! それまったく逆じゃない」
「そうなんだよ」
 友人がいうには、これまでいわれていたことと違って、傷口は消毒をせず、水で洗い流し、乾燥しないようにラップで覆う、あるいはそれ専用の絆創膏で覆うと非常に治りが早いという。かさぶたもできずに治るんだと。
 信じられない。私は子どもの頃から傷はヨーチンで消毒し、絆創膏を貼らずに乾燥させて治してきた。かさぶたができたら治った証拠。そういうふうにずっとやってきたのに、正解はその真逆って今更なにそれ。
 どうも納得がいかないので、他の友人にも聞いてみた。
「傷は消毒しない方がいいって知ってる?」
「そうだよ。知らなかったの?」
「え? いつからそういうことになったの?」
「そうだなあ、10年ぐらい前からかなあ。床ずれもそのラップ療法だったら治るらしいよ」
 うー、なんということでしょう。これって世間では常識なの?
 私が知らない間に、世界は変わっていたらしい。

 ここにこういうことが書いてありました。 
 http://homepage2.nifty.com/treknz/wound_care.html

 ・傷は消毒しないと化膿する。
 ・傷は乾燥させる(濡らしてはいけない)。
 ・かさぶたができるのは傷が治りかけている証拠。
 これはぜんぶ間違いなんだと! く〜。

 次のようにも書いてありました。
「消毒薬は要は細菌(細胞)を殺す"毒"であって、当然人間の正常な細胞に対しても毒性があります。傷を消毒するということは、傷を治そうと活躍している人間の細胞をも殺すことになり、かえって傷の治りが遅くなります」

 で、正しい治療法は次のようにやるんだそうです。
 ・傷を水でよく洗う。消毒はしない!
 ・傷を被うように少し大きめのラップをあてて、縁をテープで留める。可能ならどこかに隙間を残しておく。
 ・翌日から毎日傷を水洗いし、ラップを交換。夏場など発汗の多い季節は日に1-2回程度繰り返す」
 これが正解なら、薬屋さんから消毒液がなくなっちゃいますね。私はこの前買ったばっかりだけど。