2009年も終了ですね

 たぶん今年最後の書き込みになります。今年も当欄をお読み下さり、ありがとうございました。本年の1月の書き込みから数えたら、なんと51回ありました。お知らせ程度の書き込みもあるが、だいたい目標の50回を達成したといってもいいことにしよう。

 週1回から10日に1回の書き込みは私にとってはけっこうな負担である。年がら年中ブログのネタになることを考え、考えついたつもりがすぐに忘れ去っていき、結局書くことがなくて困り果てていた。私の知人にはほぼ毎日更新する人がいて、いったい何故これほど書くことがあるのか不思議でしょうがないんだが、ブログ世界では毎日更新など珍しくもなく、1日数回更新する人だっているらしい。1日数回ブログを更新して何になるのか疑問だが、逆に、私の知人には半年に1回しか更新しない人もいる。こういうのを更新というのかこれまた疑問だが、ま、旅行人が年に2回しか発行しないで雑誌といっているのと同じといえば同じか。

 などといっている間に、世間の流行はブログからSNS(っていうんでしたっけ?)へ、そしてツイッターとかいうのに移っているようだが、私には不可解な世界で、まったくもって理解できない。サイトの管理人にツイッターって何?と聞くと、つぶやきのようなものだという。つぶやき? 私にはポアンカレ予想と同じぐらい理解不能だが、世間には私の理解できないものなど無数にあるので、そのことを特に嘆いたりはしない。この前テレビで見たのだが、携帯電話を持ってうろうろして、いかに多くすれ違う人の通信をキャッチするかを競っている人々がいた。あれもその原理も意味もさっぱりわからない。そのためにわざわざ広島から東京までやってくるというのだから、相当にエキサイティングなことなのだろう。

 年々、日々刻々、時代遅れの爺さんになりつつあるのを自覚する今日この頃だが、中年を過ぎた方には、日々の過ぎ去る速度がどんどん加速されていく感覚はご理解いただけるだろう(ということを田中真知さんの高校生の息子に言ったら、高校生でもそう感じると言われた)。昔、藤子不二雄がそれをテーマにした短編マンガを描いたが、実際のところ、世間の移り変わりは、私が若い頃と較べると段違いに加速しているだろう。メディアはデジタル化され、経済金融はバブル化し、動力は内燃機関を脱却しようとしている。こんなことが同時並行的にわずか数十年で起こり、起こりつつあるわけだから、若い人は理解するだけでも一苦労だ。来年およびそれ以降はますます大変な時代になるんじゃないのかという気がする。

 ま、どうなるかはわからないが、どうにかなっていることだけはまちがいない。来年も元気で過ごしましょう。皆様に幸運が訪れますように。私に宝くじが当たりますように。