タイトルが決定『シベリア鉄道9300キロ』

 何度も書きますが、ただいま自分の新刊の制作にかかりきりになっていて、当欄を書く余裕がありません。とはいえ、このままずるずると書かないと、またどかんとあいだが空いてしまいそうなので、現状報告をいたします。


 タイトルは『シベリア鉄道9300キロ』に決定。どこかで聞いたことがあるようなタイトルだなとお思いの方も多いかもしれない。そうです。あの宮脇俊三さんの『シベリア鉄道9400キロ』より100キロ少ないだけです。最初は単純に『シベリア鉄道』にしょうかなと思ったんですけど、これではあまりに直球過ぎるのではないかという意見があり、だからといってあまり余計な文言を付けたくもないし、ということで、9300キロを付けました。宮脇俊三さんには100キロもおよばないという意味です。


 もうすぐ印刷屋が来て、カバーまわりのデータを渡します。というわけで、カバー・表紙のデザインはできたので、いち早くここでご紹介させていただきます。これもまたどこかで見たことがあるとお思いの方も多いことでしょう。そうです。本誌のシベリア鉄道特集の表紙デザインと基本的には同じです。タイトル文字の色と大きさが変わりましたが。それに帯を着けると、右のような感じになります。


   


 本誌の特集のときは、ウラジオストクから始まってモスクワの駅に到着して終わりでしたが、特集ページの都合もあって、その部分もけっこう削除した文章があったので、それを復活させ、加筆もしました。それにモスクワの記事も加筆し、そこから「赤い矢」号に載ってサンクト・ペテルブルグ、さらにヘルシンキまで行くという新しい文章も書き加えました。半分近くがカラーページなので、シベリア鉄道の車窓風景をお楽しみいただけると思います。7月25日発売。1890円(税込)です。


 それでは、また作業にかかります。頭の中でPerfumeの歌が、ぐるぐるまわっている〜。