雑談

旅の準備

インタビューなどでよく聞かれるのが、旅には何か特別なものを持っていくのですかということだ。何かスペシャルなものを持って行っているのではないかという期待感があるようだが、残念ながら特別なものは何もない。しいていえば撮影データを保存するための…

霧島の新燃岳が噴火

というニュースをご覧になっていると思うが、ほんとにすごい噴火らしい。私はこの霧島で生まれ育ったが、新燃岳は活火山なので、多少の煙を上げるのはしょっちゅうのことだったが、こんなに噴火したのを見たことはなかった。これほどの噴火は200年ぶりのこと…

うっとおしい見せ物

あけましておめでとうございます。 本年も旅行人および本欄をよろしくお願いします。 足柄SAから撮影した富士山です さて、今年の正月は去年と違って特にあわてふためく事件もなく、平和でのどかな正月を過ごすことができた。正月用というわけではないが、年…

ガラパゴス化するニッポン?

今朝(12月25日)の朝日新聞をぺらぺらめくっていたら、気分の悪い記事に出くわした。田中和彦という男の書いた「はたらく気持ち」というコラムがそれだ。タイトルは「ガラパゴス化するニッポン」 http://www.asahi.com/business/topics/hataraku/ (このコ…

藻で石油を作ろう!

この前『辺境生物探訪記 生命の本質を求めて』(長沼毅、藤崎慎吾、光文社新書)という本を読んでいたら、地中には石油を作り出す藻があると書いてあった。地中の中に生息する菌類は膨大な種類があると推測されているが(重さでいうと地上の生物よりも多いら…

たるんでる!

今日は祝日だったんだなあ。なんか世間の動きがいつもと違う感じがした。祝日だということに気がつかなかったので、気分は出勤態勢で、事務所にきてちょっと仕事をしている。仕事というほどのものではないが、マックのi-Movieを使って、コーカサスの写真とム…

ダライ・ラマはオカルト指導者?

この前、謎の量子力学の本『パラレルワールド』について触れたが、実はあの本自体もかなり売れているようで、私の持っている本の奥付も9刷だった。読者の皆さん、意味がわかってます?(笑) この本のあとがきに、本書にはタイムトラベルだのパラレルワール…

世界は波動だ

ただいま本誌制作中で、非常に忙しい(更新が遅れた言い訳)。未だに届かない原稿があったり、台割りがかなり狂ったりして頭を痛めている。もちろん次号の特集は先日取材に行ったコーカサスです。 さて、お題は「世界は波動だ」だが、この話の元ネタは『パラ…

鉄板ルート

先日、「エコノミスト」(毎日新聞社)から取材を受けたことはすでに書いたが、そのゲラを見ていたら、『旅行人ノート』で紹介するルートは「鉄板ルート」と呼ばれていると書いてあった。 「鉄板ルート」? なんだそれは。それでわが社の「歩く現代用語辞典…

勝手にキャンプ大会

今年も恒例の「勝手にキャンプ大会」が終了した。先日、日経新聞の人が取材に来て、旅行人の創刊からの活動について話をしたのだが、その際に、うちでは読者とキャンプ大会をやっているというと、大変驚いていた。こういうことはまあ珍しいことなのかもしれ…

この1週間の仕事(未完)

忙しい忙しいなどと言っていたら、あっという間に一週間が過ぎ去って、『アメリカ鉄道大全』の色校も終わり、次の『漂流するトルコ』を組んで、読んでいる最中である。この本はかなりの読み応えがあって、ページ数も350ページの厚い本になる。『トルコのもう…

ああ、忙しい

あ゛〜、ようやく『アメリカ鉄道大全』が印刷所に入りました〜。疲れた〜。これで間違いなく7月30日に発売されます。 この本で、初めて鉄道ファンの執筆者(前回は鉄道マニアと書いたが、マニアと呼んではいけないんだそうです。すんません)といっしょに仕…

馬亀

世の中にはくだらない話が数多い。さて、仕事を終えてそろそろ帰ろうかなと思いつつネットを見ると、理解に苦しむようなバカな話が載っていた。これだ。「カメデス」と落書きされたカメを保護 http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100616/trd1006162002013-…

ああ、原稿料

なかなか続きが読めない田中真知さんのブログの中休みに、私も原稿料ネタを一つ。 安い原稿料という点では、本誌も他に引けを取らないが(本当に申し訳ありありません)、作家の方々の話を聞くと、近頃どこも原稿料が安いとお嘆きである。ヘタウマイラストレ…

若者は欲しがりません

先日、ある旅行雑誌から原稿を頼まれた。打ち合わせの雑談で、最近の若者は旅行しなくなってといういつもの話になった。その雑誌では20〜30代の若者に「なぜ海外旅行に興味がないのか」というアンケートをとったという。そうしたら、いちばん多かった理由が…

2009年も終了ですね

たぶん今年最後の書き込みになります。今年も当欄をお読み下さり、ありがとうございました。本年の1月の書き込みから数えたら、なんと51回ありました。お知らせ程度の書き込みもあるが、だいたい目標の50回を達成したといってもいいことにしよう。 週1回から…

激走!東京〜鹿児島1330キロ

旅行人山荘で行う「インド手仕事の布〜絣・刺繍・絞り〜展」の飾り付けをしに、車に布を積み込んで東京から鹿児島へ走った。行きは出発が夕方になったので、途中のサービスエリアで車中2泊して、ひたすら高速道路を走り続け、走った距離が1330キロ。休日割引…

デジタルテレビになった

高速道路の料金が1000円になったおかげで、渋滞がすごかったとテレビのニュースがいっていたが、車で帰省なさった方々お疲れ様でした。渋滞がひどくなると、かえって二酸化炭素の排出量が増えるらしいが、民主党政権になった暁には高速道路を無料にするらし…

忘れる、しかも二人で

インドへ出発した日、成田の免税店でマイルドセブンを2カートン買った。2カートン買うと、ポチ袋と腕時計がおまけについてくる。タバコの外箱に貼り付けてあるおまけをひっぺがして、バッグにしまうと、小川京子が「タバコを私のカバンに入れておこうか?」と…

最近のこと

何故かわからないのだが、本誌最新号(159号)がよく売れている。いつもよく売っていただいている書店からも追加注文が来るし、これまで取引のあまりない書店からも問い合わせが来る。アジア専門の書店からもルーマニア特集なのに追加がきた。アマゾンでも、…

グラフィック・デザイン

私は自分の職業を書く欄があると、グラフィック・デザイナーと書いている。他にも編集者とかイラストレーターとかあるが、まあ適当である。たいした話ではないが前回からのからみで、今回はそのグラフィック・デザイナーのことを書いてみたい。 私は美術系の…

無趣味

先日、ふと思ったのだが、私の趣味はなんだろう。なんかあったような気がするんだが、どうも思いつかない。そんなはずはないと考えた末に、出た結論は「無趣味」だった。私に趣味はないのだ。おお、なんということだろう。 毎年暮れになると、亡くなった母の…

オベリスクはどこにある?

先日、読者から拙著『シベリア鉄道9300キロ』についての感想をいただいた。その方は宮脇俊三さんの『シベリア鉄道9400キロ』に触発されて、1990年にシベリア鉄道での旅をなさったという。私の本の中に、アジアとヨーロッパの境界に立つオベリスクのことが書…

円高レイ安

みなさまもよーくご存じのように、ただいま世界同時不況のまっただ中で、滅法な円高になってます。ドルもユーロもどんどん下がっていく最中に、本誌ルーマニア特集をつくっている私は、「ルーマニアは物価が高い」と書いた文章を、どうしたものかと悩んでい…

心霊ホテル

先日、田舎の鹿児島に帰省したときの話である。帰りの飛行機に乗るために、兄がクルマで空港へ送ってくれた。その途中でのこと、国道沿いに一軒のホテルが見えた。兄が言う。「このホテルはね、業績不振で売却されたんだよ。それを買った人は、ここを老人介…

受験シーズン(下)

このお題は今回で最後です。いよいよ大学受験へと向かう私であったが、さて、どの大学を受けるかが問題だ。普通、志望校というのは受験生自身の意思が尊重されるべきものだが、我が家では教育パパの父親がすべてを決定した。私にどこの大学に行きたいかなど…

受験シーズン(中)

高校受験のハードさにうんざりした僕に、両親は「今だけがんばって高校に入れば楽になるから」といったが、そんなことはたんなる気休めの言葉に過ぎなかった。それがわかったのは入学式である。生活指導教師は祝辞でいきなりこう言い放った。 「皆さんは大変…

受験シーズン(上)

そろそろ大学受験も終わりを迎えたころだろうか。この季節になると、自分の受験体験を思い出す。受験というのはホントにきつかったが、35年も前の私の時代に比べたら、今の方がもっと大変なんだろうと思う。 僕は当時の鹿児島県の少年としては比較的豊富な受…

亀田と正露丸とロハス問題

暑中お見舞い申し上げます。 この暑い中、仕事のことを書く心境でもないので、亀田問題について(笑)。めちゃくちゃ叩かれてますね、亀田君。疑惑の判定とかで亀田自身がインタビューで叩かれているが、あれはおかしいよな。亀田が判定を左右できるわけがな…

その言葉がマヌケだ

ようやく次号(7/25発売)の製作が終わった。特集は「ラサの21世紀」。7月1日に「青蔵鉄道」が開通したことがニュースにもなり、当サイトの掲示板でも話題になったが、残念ながら締め切りの関係で、その乗車記などは掲載できなかった。乗車記やその他の詳細…